【映画】カイジ2 人生奪回ゲーム
(ーAー)☆☆☆
『カイジ2 人生奪回ゲーム』
発行部数累計1800万部を超える福本伸行の人気コミックを実写映画化した『カイジ 人生逆転ゲーム』('09年)の続編となる第2作

■地下帝国での数々の命懸けのゲームに勝利し、多額の借金を帳消しにした伊藤カイジ(藤原竜也)は、数ヶ月後またしても多額の借金を背負い、“帝愛”の地下帝国での強制労働生活に逆戻りしていた。
班長・大槻(松尾スズキ)との“地下チンチロリン”勝負に敗れるが…仲間がサイコロのイカサマを見破り、取られた賭け金を取り戻す。
「2週間だけ地上に出て、儲け次第では負債を帳消しに出来るチャンス」を得たカイジは、仲間たちからも借金を帳消しにする期待を背負い、彼らからも持ち金を預けられて地上に舞い戻る。
しかし、自分と仲間の全ての借金を返済するほどの大金を稼げる可能性のあるギャンブルは有り得ず…悩みながらホームレスが集まるスラム街をうろついていたが、そこで自分が打ち負かした帝愛の元幹部・利根川(香川照之)に再会する。
利根川はカイジとの“Eカード”(第1作を参照して下さい

「勝った時の儲けが破格の裏カジノを教えてやる」と言われたカイジは、利根川との将棋勝負を受けるが…利根川に騙され賭け金の5万円を持ち逃げされてしまう。
だが、将棋盤には裏カジノへの案内状が残されていた。。。
会員制の裏カジノを訪れたカイジは、坂崎(生瀬勝久)という男に話しかけられ…1玉4000円に設定されている通常の1000倍のギャンブル性を持つ等価交換の一発台パチンコ“沼”の存在を知る。
(ーAー)えー…
私、パチンコの知識はほとんど無いので、Wikipediaからの引用を元に説明しますと…
「異常な数で並ぶ“釘の森”を抜けた先にある役物上部に電動チューリップが配置されており、チューリップに拾われた玉のみが内部の3段クルーンの1段目に落ちる。1段目のクルーンには3つの穴、2段目には4つ、3段目には5つの穴が空いている。1段目・2段目の穴1つずつは下段に落ちる穴であり、回転しながら順に通過して3段目で奥の当り穴に玉が入ると、ジャックポットとなる。」
(ーAー)えー…
説明だけでは私にはチンプンカンプンですが…本作を観た事で意味は理解しました


実質的にジャックポットをした挑戦者がいない“沼”は、これまでの挑戦者のアウト玉全てが蓄積されてストックされており…もしジャックポットしたならば、その時点でストックされている玉すべてを獲得できます。
つまり、当たれば10億円以上を稼げるモンスター・マシーンなわけです

ですが…機種そのものの難易度に加えて、店側でも様々な“負けない仕掛け”をしており、難攻不落のマシーンでした


(ーAー)y-~~
事業に失敗して背負った多額の借金を返済し、愛想を尽かして出て行った女房・子供を迎えに行くため、この“沼”を徹底的に研究してきたという坂崎に「組まないか?」と持ち掛けられたカイジは、もう1人の協力者として裏カジノの従業員・石田裕美(吉高由里子)を紹介される。
裕美は、かつて地下帝国で「地上300mの超高層ビルの間に渡された細い鉄骨を渡る」という “ブレイブメン・ロード”を共に行い、目の前で墜落死した石田(光石研)の娘だった。。。
3人でチームを組み、万全の作戦を立てて“沼”に挑んだカイジらだったが…実は裏カジノのスパイだった裕美の裏切りで、敗れてしまう

(ーAー)裏カジノの支配人は
“ブレイブメン・ロード”を渡りきり、奴隷の身分から帝愛の幹部に取り立てられた、一条(伊勢谷友介)という男です

“ブレイブメン・ロード”を渡りきったもう1人の男、カイジをライバル視しています

その一条に、裕美は「君の父親はブレイブメン・ロードで伊藤カイジに落とされた」と吹き込まれていたと

(ーAー)y-~~
この負けにより裏カジノでも負債を抱えたカイジは、“姫と奴隷”というギャンブルを強制的にやらされる。
それは、「姫」「ライオン」「ライオン」の3つの檻の番号のどれかを押して解放し、「姫」の檻を当てれば助かり、「ライオン」の檻を開けてしまえば喰い殺されるというものだった。
(ーAー)この“姫と奴隷”というギャンブルは
原作者の福本伸行が本作のために考案したオリジナルのゲームで、原作漫画には登場しないものだそうです

このゲームのミソは、「姫」の檻に入っている女性にはどの番号が自分の檻を開ける番号か、モニターに出ているという事ですね

カイジの前にこのゲームをやらされた男は、「姫」の自分の彼女に嘘の番号を教えられ、哀れライオンの餌食となってしまいました


…彼女は金に転んだという

そして、カイジに対する「姫」は…“沼”攻略の際に裏切った石田の娘・裕美でした

(ーAー)y-~~
カジノの使用人(?)をしていたカイジと因縁のある船井(山本太郎)は「2番だ!」と言い、“姫”の裕美は「3番よ」と囁き、さらに見守る坂崎は「そいつらは敵だろ!きっと1番だ!」と叫ぶ中…
困ったカイジでしたが…“3番”を押すと、「姫」の檻が開いたのだった。。。
(ーAー)これは
裕美を信用したというわけではなく、裏カジノに現れた利根川が言った“ある言葉”から答えを知ったんですね

(ーAー)y-~~
助かったカイジは、坂崎と再び“沼”攻略に動き出し…そこに「帝愛への負債を帳消しにするため」利根川も合流する。
そして、「帝愛から逃げてきた」という裕美も再び仲間に入るのだった。
緻密な作戦と下準備をしたカイジらは、再び“沼”にチャレンジするのだが……
(ーAー)y-~~
■この実写映画版第2作は、原作漫画の第3章『欲望の沼』をベースにしながらも…原作者・福本伸行も脚本に参加した、大幅にアレンジしたストーリーが展開していきます

…私は原作漫画は読んでないので、映画版に関してしか分かりませんが。
(ーAー)裕美は
もう一度カイジらを裏切るんですが…
そこには「父親をカイジに殺された」と吹き込まれて恨んでいた。というだけではなく…
父親のような借金まみれの負け犬にはなりたくないという理由から、裕美は“勝つ方にBETする”という信念をもっており…「勝つ可能性の高い一条に味方した」という事でした


(ーAー)ネタバレしちゃうと
万が一、ジャックポットされると負債を背負った奴隷に逆戻りしてしまう一条が、再三に渡ってカイジらを妨害する工作をしてきて、何度も「もうダメか


そのたびにピンチを切り抜けていき、最終的にはジャックポットを成し遂げます

裕美も負けが確定して連れ去られそうになったカイジに“協力”するんですね、結局は(笑)
そしてカイジ、裕美、利根川、坂崎、さらにはカイジに金を預けて待っていた地下帝国の仲間たちの負債全てがきれいに帳消しになるという結末

本筋のストーリーがハッピーエンドになった後に、利根川が前作でカイジに敗れた“Eカード”を持ち出して、勝負を挑む辺りは…前作を観た人なら思わずニヤッとしてしまいますね

…しかも利根川の手作りのEカードですからねぇ(笑)
(ーAー)前作のゲームと較べると
今回の目玉は“沼”という難攻不落のパチンコですから…
ぶっちゃけ、アイデア的にショボくねーか

逆に「穴に入れば勝ち」というシンプルなパチンコにした事で、ゲームそのものの面白さに頼らず、俳優たちの演技による心情の変化で見せて行く感じになったとも言えるでしょう♪
なんだかんだ言いつつも、結構面白かったです。
…藤原竜也の演技は相変わらず大袈裟だったけど。
(ーAー)y-~~クックックッ
パチンコはやらない私がAndroid携帯から投稿。…吉高由里子、ええなぁ
