帰り道、いつもは振り返ってまで
見ない中道がなんだか気になり
ふと振り返ると
おじいさんがおろおろおろおろ
何かを探している様子だった。
え、どしたの！
もしかして小銭か何か落とした？
夜道で暗くて見えないのかな
明らかに様子が変だったので
近付いてみることに。
大丈夫ですか？
すると、若くていかにも
頭の良さそうな女の子が通話中。
今救急車を呼んでいます！
転んで倒れちゃったみたいなんです💦
えー！！！大丈夫？？？？💦💦
びっくりして更に近付いてみると
白いマスクが血だらけに…
こりゃまずい！！！
本人は「すみません。。大丈夫です」
って可愛らしいお声で言うんだけど、
かなり流血していて
気が動転している様子…
痛かったね💦💦大丈夫？？
今ね、救急車来るよ
手当てして貰った方がいいですよ
そう伝えるも、
「大丈夫です 家近いです」
そう言ってどんどん進んでいく。
歩みはしっかりしている様子。
さすがに酷い流血だったので
その子と付いていきました。
助けを求めて向かった先は
自宅ではなくお友達のおうちだった。
😱😱😱😱😱
ちょっとどうしたの！！
今うちから帰ったとこ
だったのに！！！
その方もとても素敵な方でしたが
聞くと90歳だって。
こちらが説明することも、
耳が遠くてあまり分からないと言うので
ゆっくりハキハキ要点つまんで
説明すると理解してくれた。
自分一人じゃどうにもならないから
同じマンションのうんと歳下の
お友達を呼ぶ！
と、来て下さった方がまた良い方で。
慌てて来て下さった管理人さんは
聞くと丁度終業時間なので
施錠して帰ろうかな、と思ったとき
だったんだって。
座れる椅子があれば下さい！
すると、車椅子がすぐ出てきた。
さすが管理人さん。
そして皆さんから聞いて
その若い女の子とびっくり！！！
てっきり80代だとばかり思っていた
そのおじいちゃま！
なんとうちの
愛する祖母より大先輩👵⤴️👴😲！
それはびっくりするよね……
転んでましてや流血だもん…
そうこうしている間に
あっという間に救急車も到着し、
救急隊員の方々に経緯を説明し
気になるけど密だし
私達は少し外そうか
あとは皆さんにお任せして
離れたところから見守りました。
どうか無事であって欲しいね
後遺症も何も無いと良いね
そう言いながら失礼しようとすると、
その方々がたいそう感謝して下さり
「本当にどうもありがとう」
「お疲れだろうに…ありがとう」
お礼がしたいから連絡先を教えて欲しい」
後を追って来て下さいました。
私達は
「お礼だなんてそんなそんな」
皆さんは
「いえいえそんなそんな」
私は
「私は本当に何もしていません。
彼女が機転を利かせて救急車を
呼んでくれたので」
彼女は
「いえいえ。お話して付き添って
下さったので心強くて」
その繰り返しで(笑)
みなさんが
「先に進まない😅」と仰ったので
「そしたらお礼は結構ですが
決して怪しいものではありません
って意味で書かせて貰おうか」
先陣切って30代は言いました(笑)
「宜しければ無事だったか
どうかだけでも後日ご連絡ください」
そう二人で言ってその場を後にした。
聞くとその子、私が越したときから
ずっと気になっていた小料理屋で
バイトしてるんだって。
「こんな時にあれですが良かったら
今度来て下さい」って。
絶対行くね 今日はゆっくり休んでね
そう約束してさよならしました。
翌日電話があり、
おじいちゃまは無事だったと。
一人住まいなんだけどご家族とも連絡が
取れたから大丈夫
近所だから是非今度遊びにきて
とても素敵な奥様がそう言ってくれた。
聞くとこの時降りてきて下さった
男性とご夫婦なんだって。
通りで！夫婦は鏡って言うけど
お二人を見ていたら納得だよ。
人柄が顔に出てたもん。
私には96の祖母が居て
ましてやご年齢も近かったので
とてもじゃないけど他人事とは思えなくて
でも安心しました。良かったです。
これも何かのご縁かと思いますので
お言葉に甘えて近々顔出しますね
そう伝えました。
若い女の子にも連絡したって言ってた。
彼女も同じように安堵する様子が
目に浮かんだ。
あの日から始めたこととは…
大好きな祖母の病院まで行き
頑張ってね～！と伝えること。
面会出来ないので
近くまで行って気持ちを届けよう作戦。
お遍路のような？😂
かなりの距離あるんだけど
歩けない距離ではないし
運動不足解消にもなるし！
一石二鳥🕊️
と、始めた帰りで。
いや～～疲れたな、あと少しだー！
と思ったときだったんだよ。
やっぱりおばあちゃんってすごい。
おばあちゃんのお陰で
また素敵な人達に出逢えたし
勉強になることだらけな出来事でした。