午後に溜まった課題を片付けようとした。なかなか取り掛かろうとせずとうとう増えてしまった。
でも机に向かった途端、頭の中で一人で話し出した。まるでラジオパーソナリティのように。ダメなところがあったり、追加の設定が増えるとまた最初から話し始める。高校の時の同級生が聞いている設定で、あらかじめ同級生たちには質問を書いてもらっていて、それに答えていくというもの。
頭の中ではずっと喋り続けている。中断して課題に取り掛かろうとプリントに向かってもまるで頭に入ってこず、相変わらず脳内はひとりラジオ放送している。
何度も話し方や話す内容を変えていく。落ち着いた雰囲気で。飄々とした物言いで。ハイペースなトークで。今の自分のことを紹介している。他にも高校の先生のことも。将来にむけても。
ずっと頭の中で一人で喋っている。課題は一向に手がつかない。何もする気になれなくてベッドに横になる。まだ喋っている。
頭の中で同級生たちに自分の胸のうちを話している。いじめっ子に聞かせている。好きだった人に言い訳する。何も知らない人に知らしめる。
コンビニに行きたくなった。日焼け止めを塗って自転車に乗った。
まだ喋っている。みんなから来たという設定の質問に答えている。
先に本屋に寄った。読みたい本はたくさんあったけど、最近は本を開いても字を見るだけで内容が頭に入ってこない。あるいは開いただけで字を追う気にすらなれない。
コンビニでプリンを買って帰った。帰りは登り坂だけど追い風の分楽な方だった。久しぶりに汗をかいた。
シャワーに入って、ご飯を食べて、ブログを書いて。
頭の中はまだ一人で喋っている。