10月。
仕事を終えて帰宅した夜。
あなたはソファへ腰を下ろしながら、スマホの画面を眺めていた。
昨夜見かけた、転職サイトの広告。
なぜか気になってしまい、今日も頭の片隅から離れない。
もちろん、今すぐ転職したいわけではない。
会社へ大きな不満があるわけでもない。
ただ、このまま何も知らないままでいるのも違う気がしていた。
そんな思いから、あなたはスマホで転職サイトを開いてみる。
求人情報が並ぶ。
営業。
事務。
管理職。
IT関連。
メーカー。
サービス業。
思っていた以上に多くの仕事が存在している。
その中で、ある求人が目に留まった。
仕事内容は興味がある。
給料も今より良い。
勤務地も問題ない。
条件だけ見れば悪くない。
しかし、その瞬間だった。
「自分には無理だな」
頭の中で、そんな声が聞こえた。
応募すらしていない。
面接も受けていない。
企業へ話を聞いたわけでもない。
それなのに、なぜか勝手に可能性を閉ざしてしまう。
年齢。
経験。
スキル。
不安な理由はいくらでも見つかる。
そして、気づけば画面を閉じている。
これは、転職だけの話ではないのかもしれない。
新しい挑戦。
資格取得。
副業。
独立。
やる前から、自分で限界を決めてしまうことは意外と多い。
もちろん、無計画に行動すれば良いという話ではない。
ただ、調べる前から諦める。
話を聞く前から諦める。
応募する前から諦める。
それは少しもったいない気がする。
あなたは再びスマホを手に取った。
そして、もう一度求人情報を開く。
今度は、できるかどうかではなく、どんな仕事なのかを知るために読む。
すると、さっきまでは見えていなかった情報が目に入ってくる。
未経験歓迎。
研修制度あり。
40代の採用実績あり。
もちろん、すべてが自分に合うわけではない。
しかし、最初に感じたほど高い壁ではないようにも見えた。
たとえば、
doda のような転職エージェントでは、求人を探すだけでなく、
自分の経験や年齢でどんな可能性があるのか相談することもできる。
転職する。
しない。
その前に、知るという選択肢がある。
それだけでも十分な一歩だ。
時計を見る。
時刻は23時を回っていた。
明日も仕事がある。
あなたはスマホを閉じる。
何かを決断したわけではない。
会社を辞めると決めたわけでもない。
ただ、昨日までより少しだけ視野が広がった気がした。
未来は、挑戦した人だけのものではない。
まずは、
知ろうとした人の前にも開かれているのかもしれない。
Believe in your possibility.
( by TSK )



















