こんにちは、
まなぶっちです。
本日は、認知症関連の研究成果について
発表があったので取り上げてみました。
一般的に認知症の原因の多くは脳内の神経系統が
何らかの影響で機能しなくなることにあるといわれていますよね。
認知症
といっても色々な種類があることは
以前このブログでも地ぇっとだけふれました。
中には手術により脳の機能を低下させている原因を除去すれば、
認知症が完治するものもありますが、
大多数は脳の神経系統が死滅したり、脳が委縮したりすることで、
①思考力や記憶力が低下
②注意力が散漫になる。
③自分の行動を抑えることができなくなる。
④コミュニケーションが取れなくなる。
⑤暴言や暴力などの攻撃的な行動をとる。
などの症状が現れ、ひどくなると常に目を配っておかないと
「外出もできない」なんて事もよく聞く話です。
介護の負担が大きいと考えている家族の中で
認知症の介護が占める割合はかなり大きいものになっています。
私は、認知症状がない方でも認知症にならないような取り組みを
積極的に行ってくことが大切であり、
介護サービスを提供する事業者は積極的に認知症の予防に
取り組むべきでだとクライアントに説明しています。
この部分の差別化は、事業者ばかりでなく
利用者に大きなメリットになると考えているからです。
その中で新しい動きとして
運動などを司る小脳の機能に着目した
研究成果が話題となっているのをご存知ですか?
今日はその成果を少し説明します。
この研究成果を発表したのは
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究所の水澤英洋教授です。
小脳が関わるといわれている運動学習について、
いままでは、客観的に測定する方法がなく、
運動学習がどのように維持され、老化で低下するのか? や
小脳に障害がある人の運動学習がどの程度障害されているのかなど、
不明な点が多い分野でした。
そこで、水澤教授ら率いる研究チームが、小脳の機能に着目した
認知症検査ツールを開発したとのことです。
簡単に説明するとプリズムの付いたゴーグルを装着し、
タッチパネルに触れるだけのもので
誰でもできる簡単な操作ですが、短時間で数値化できるため
どんなに小さな小脳障害でも発見できるツールとなっているようです。
タッチ操作のみで完了できるのであれば、
軽い小脳障害が出ている方でも無理なく操作できるようになれば
医療機関だけでなく、高齢者施設やクリニックなどでも
利用することが可能になりそうですよね。
私は年に1度、会社の健康診断を行っていますが、
ある一定の年齢(55歳以上とか)から、検診の項目に
いれるなんて方法もありかと思います。
是非も実用化にむけて開発を進めてほしいものです。
また、最近では高齢者の「うつ」も増加傾向にあり、
医療や介護現場でも課題の一つになっていると聞きます。
現在のところ「認知症」と「うつ」の区別は非常に難しく
精神科医でさえも、診断を誤ることもあるようです。
今回開発された検査装置について水澤教授の研究チームは
「これまで小脳機能は専ら主観的に評価されてきたが、
客観的に短時間で定量評価するタッチパネル方式のAI検査を導入すれば、
脳の老化、病気のより正確な診断、
治療効果の判定などさまざまな応用が期待できる。
現在、企業が装置を開発しており、臨床応用を目指している。
この装置で新しい基礎研究も展開できる。
脳の発達、認知症の診断、
自閉症や統合失調症といった精神疾患への応用の可能性も探りたい」
としていることから、
精神障害と認知症の区別にも適用できると考えられています。
そう考えれば実用化できれば
非常に価値あるものと言えるのではないでしょうか?