強制ボランティア……支えられてれていたイベントというと、ヒルクライムですね。


ただ、街頭指導毎月や初日の出に比べると、町が「後援」する価値は十分あるイベントです。これなら私も職員に一緒にやろう、とお願いをしていました。

 

ところが、私がこのイベントを中止させた、と噂を流されています。

 

 

 

コースの冬季車両の通行禁止措置が解除されていない。これを一時解除とかイベントに限り解除でもよいから。ちゃんと県から許可をもらってきてね。


さもなければコースを変えるか、時期を変えないと。事故が起きた場合、重過失認定は免れない、それ以前に違法ですよ、と勧告をしたのは事実です。

 

道路の占用許可しか取得していないから、歩行者天国を前提としたイベントをするのなら構わないのですが。

 

事故が起きないように凍結している場所を確認して対策している、というのですが、それは自称なので。


県にお墨付きもないのに自己判断で大丈夫だといわれても、じゃあいいねとはいえません。

 

初日の出でもそうですが、民間が自己責任で行動をするのと同じノリを公共に求めてくる。このことはとても気になりました。

 

この理屈は難しいことなので。

私が私の前の町長がしたことを否定しているといつも言われるのですが。

 

私は、人の良し悪しではなく、行為一つ一つの良し悪しでしか、行政上の判断はしません。


いいことはきちんとやるし、応援もします。

 

しかし、そもそもきちんとした手続が踏まれていない。


それも、通行禁止との行政処分が解除されていないとか、公金が支出されても使途の報告も返金もされないとか。必要な決裁がないとか。

 

そういう重要な手続が踏まれていない、それを指摘すると、たまたま以前の町長がしたことに集中している。


そんな状況でした。

 

 

 

強制ボランティアといえば、庁舎からの初日の出、1月1日朝5時招集も。

たぶん来年は復活するので、楽しみにされていた方、おめでとうございます。

 

で、私がやめた理由は、もう説明したとおり。

時間外の手当てもなく、1月1日に朝5時に数十人呼び出すというのは、職員の負担があまりに大きいと考えたからです。

 

これが災害対応なら、24時間365日いつでも対応をしなければなりませんが。

それが役場のような自治体の果たすべき重要な役割だからです。

 

しかも、庁舎の屋上は展望施設としては想定されていません。

展望場所は別にありますからね。決して大人数をあげて安全性が保たれる場所でもありません。

 

職員の負担を軽くし、安全性を担保しなければ再開はできないよね。

これが私の判断でした。

 

担当課長は、とても喜んでいました。もうウェルカム状態。

 

ただ、楽しみにしている人はたくさんいるだろう。

十分な説明が必要と考えていました。

そこで、私は就任して2か月後。5月に、来年の初日の出については十分な検討をして、

なるべく早めに町民さんにアナウンスをしてください。とお願いをしました。

 

11月になっても12月になってもスルー。

何回かアナウンスをするようにと伝えたのですが、

「役場を開けるかどうかの管理権は役場にある。アナウンスの必要はない」

 

の一点張り。いやいや、そうじゃないでしょ。

 

かなり何度も言って、結局アナウンスがされたのが、12月20日。

 

一部の職員ではありますが。

町の人とか、相手方の気持ちを想像することができない。

 

そんな人がしばしばいて、驚く。

少なくない回数、在任中は経験しましたね。

私も就任からしばらくの間はこういうものだ、と思って毎月街頭指導に出ていました。
 

しかし、毎回要所要所に幹部職員がいることについて、若干の違和感は覚えていました。なぜ、このことだけ一斉に、しかも1月に一度もボランティアをするのかと。ほかのことはこんなに熱心じゃないですからね。

 

ある日、警察署長から聞きました。「こんなに町長が出ていただくのは菰野町だけですよ」私は良いのですが、職員の負担は?

 

少し調べましたが、結局、菰野町で毎月職員を駆り出して、町を町長が回るのは一種の示威で、そのときの町長の趣味だと。

また、参加しない職員が誰であるかも報告させていたと。

 

そもそもボランティアは自発的なものです。

また、子どもの見守りは、ほんとうに子どものためにしたいという人だけがすべき。

私はこう考えます。

 

そこで、私は、「幹部職員は街頭指導に参加しないでください」と一斉のメールをしました。

しないでください、と表現したのは、本当に参加しなくてよいのか。迷う職員がいることをおそれたからです。

 

私だけで行くから。

 

ところが、その後すぐ、「町長がボランティアをすることを禁止した」と、しつこくうわさを流されました。

 

離婚した、しばしば指示を変える、怒ってばかりいる、落選したら東京や大阪に出ていく。

自転車200台をひっくり返した、庁舎の草に火をつけた……

 

などと同じように、事実のほんの一部を切り取って、悪意で盛るということが繰り返されていることを知らず。

 

なぜ、正常化しようとしたことを、このようにゆがんだ形で噂されるのか。

と、思いました。

 

交通街頭指導に、役場の幹部職員が駆り出され始めました。

変えたことを全部戻したいんだなあと、くだらない。

 

さて、本日は私が町長になったときの職員への対応について。

 

私が議員のとき、とにかく強制ボランティアが横行していました。

ボランティアとは自発的という意味のはずですが汗

 

・1月1日朝の5時に職員を数十人集め、初日の出をみるために役場の屋根の清掃などをさせる。

・交通街頭指導に幹部職員を招集。出欠確認もされる。

 

どちらも、時間外手当はつきません。ボランティアですから。

来ない人は忠誠心が低いとみなされる空気もありました。

 

これらは一例に過ぎず、とにかく時間外手当がつかない作業に職員が集められるということがしばしばあった、という認識です。かもしかハーフマラソン、ヒルクライムなど町の事業のたいていは、職員の強制ボランティアが求められていたという認識です。


特に街頭指導は、町長の趣味。毎月職員が駆り出されるのは菰野町だけと。

その意図は、幹部職員に各地に配置させ、見回りをするという権力誇示。

同じようなものとして、課長会議もありましたね。月1回課長が集められ、町長のありがたい訓示がきける。

メモの用意も求められたとか。

 

時間外手当はつきますが、菰野町だけ実施していたのが職員が宿直、休日当直に駆り出されるというもの。

これは手当がつくのですが、かなり職員の評判は悪かった。

 

本日で退任、明日から自由人の柴田孝之です^_^
さて、一言このブログの紹介文を記載します🍀

まずは備忘という観点から、私が解決ができなかった、問題点を記載していきます。

次に、自分が実施してきた事業、及び実施することが合理的だという、やりかけた事業についてご紹介していきます。

また実際町を良くするにはどうすればいいかということについて、わたしなりに考えるためのヒントも紹介してまいりたい。

思い詰めすぎることなく、かといって手を抜くこともなく、高度な教養という観点からも意味のある。

そんな表現活動をしていきたいと思っております。

私を心配してメッセージをいただいたので、私の考え方を紹介します。

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ありがとうございます。そのように感じられる方も少なくないと思います。わたしもよく理解しています。

しかし、町長として町の問題は皆さんに報告するべきであり、その最後の仕事をしていると考えています。

 

本来は私が解決すべきだったのに、解決できる立場でなくなりました。皆さんで解決に向けて動いてほしいのです。

町政を良くする、その判断材料は皆さんにお知らせする必要があると考えています。

幹部職員に遠慮してこれまで町の皆さんに伝えたかったが伝えられなかったこと。これを最後の仕事と考え、伝えております。

 

得られるものと失われるものを比較し、今伝えなければだれも耳を傾けない。この状況であえての報告と考えています。

 

後からこのことを言うのでは、今更と評価されることは間違いありません。

この考え方に間違いがあればお知らせください。十分に検討するつもりです。

 

落選は昨年から十分想定しており、そのときから落選した場合は全て報告すると決めていたことであります。

 

もちろん、これはわたしの勝手な思いですから、皆さんが私の考え方を理解していただいたうえで、この活動をやめるというとは、当然視野に入っていることです。

ぜひ諫言お待ちしております。

4億円超の歩道です(地図も載っけました)。

 

私が議員になる前から工事をしており、いまだに施工中。

 

とにかく何度も何度も分けて工事が出てくること、いつまでたっても完成しないので、

おかしいと思って確認をしました。

 

全部で4億円超。お決まりの変更契約が出てきて、どんどん高くなる。

 

だいたい道路工事の相場は、新規に道を作るのでも100Mで1000万円ぐらい。

しかも、新しい道路を作るのではなく、歩道をつける工事だから、破格の値段では……・

 

職員曰く、4億円超の総工費は安価なぐらいだそうです。


・無電柱化

・のり面に張り出す形で歩道をつける。地盤に大きく工作をする必要。

 

という、特殊な工事をするから値段が上がるようです。

 

この先の翆ほう閣跡地での10億円(実際は15億円で済まないとも)の駐車場だけでなく。

かもしか大橋からロープウエイ乗り場まで、どれぐらいお金をかけるのか。

※かもしか大橋で20億円だけど、まああの橋は20億、わかります。

 

もちろん補助金ももらっており、菰野町がすべて支出するわけではありませんが。

 

しかし、もともと道があったのですから。

 

ここに歩道をつけることは……費用対効果という意味で。私なら設計やコンセプトの変更を考えます。

 

または同じ金額で、もっと観光地としての魅力が高まる事業を実施したい。

 

どう思いますか。

 


 


以前記載したように、菰野町の下水道事業。

 

小島の農集を下水道に接続するのは、コスト的に意味があると思われます。

 

しかし、基本的な考え方としては市街化区域以外に下水道工事をするべきではない。

これが現在の下水道事業の考え方です。

 

国にも相談をし、合併浄化槽設置でも補助金は出るよ、との確認も内内にしてありました。

 

では、なぜ工事を最小限度にしなかったのかといえば……

 

正直、選挙に悪影響が出るといけないというのが最大の理由でした。

 

菰野富士に木道を作る事業すら、合理性がないから、見直す(作らないとは言っていない)。

変更する内容についていくら説明してもわかろうとしない。

 

そういう状況をみると、

下水道工事がされる、と期待している地域の皆さんが理解するとは思えない。

もう、そのことにつきます。

 

下水道工事がなくなれば、業者も反対派に回るかもしれません。

 

選挙結果を見る限り、正直、計画、無理にでも変更しておけばよかったという気もしますが。

 

ただ計画を変更するような仕事をやりきる能力が職員にあるとも思えません。

結局、だらだらと計画に沿って事業が進んでしまうだろうということが目に見えていましたので。

 

計画変更ができないか、不合理な点はないかの精査をしただけで終わりました。

 

正直、やりたい放題にやっているように言われますが。

私としては、かなり遠慮をして、妥協もしてきたというのが本音です。

 

一方で、私が町長になる前からなされていて、未だに完成していない。

200Mの道路に4億円以上の工事費がかかる湯の山の町道ですが。

 

これは、いったん工事を進めてしまったものを止めるとなると。

補助金返還の問題、既に投下した費用が全く無駄になる、などなどの理由があり。

 

検討はさせたのですが、やはり止めることはできませんでした。

 

4億円の町道についての詳細等も、いずれ報告します。

 

 

 

 

 

要約 菰野町は、大掛かりな土木工事、たとえば下水道工事に莫大なお金をつぎ込み、借金返済(現状で110億円。工事が終わっていないので、もっと増えます)のため、ほかのことに遣えるお金が大変少なくなっています。

 

かなり検討をしましたが、もう始めてしまった下水道工事の計画を変更することは、極めて困難。無駄がもっと多くなります。


過去、菰野町がこんな計画を立て、それが承認されたことは、大変悔やまれるが後の祭り……。

 

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予算編成で、財調17億円取り崩し→財政再生宣言のショックをきっかけに。

 

なぜ公債費(借金返済費用)がこんなにかさむのか。いろいろ気を付けて調べるようになりました。

そのなかで気が付いたのが、下水道事業。

 

他の事業では、1000万円を超えるような決裁は多くはありません。まあ国保とか税金とかは金額大きいですが。

 

ところが、下水は何千万の決裁。5000万円、1億円の決裁が出てきて、数も無茶苦茶多いです。

どうして、こんなアンバランスなのかと不思議に思っていました。


ある日の会話。

「ええ?全部下水工事をするのですか。調整区域も?」

 

国から交付金を貰えないくらい税収がたくさんある自治体の長がめちゃくちゃ驚いていました。

 

私「それどころか無指定まで全部です」


※調整区域 市街化区域に人を集めるため土地利用を制限された

区域。無指定とは、人は集まらないから制限するまでもないと県が考えた区域。

 

 

 

下水道事業そのものは大切です。生活環境が悪化しないよう排水はきちんときれいにしなければなりません。

 

ただ、その手法としては、いわゆる本下水……太い管でつないで、三泗地区なら川越町の施設で浄化するだけでなく、合併浄化槽によることでも足ります。

 

※効率的な行政運営を突き詰めると、集落が点在させないよう、一か所に集めるべき。そうすればイニシャル、ランニングどちらのコストも小さくなる。夕張市は一回、自治体が破産したから、これをやっている。

 調整区域と市街化区域に区域が分かれている理由は、市街化区域に人を集め、効率的な町づくりをするため。

 

 菰野町でも、三重県でも、日本全体でも予算は人口に比例して支出されていません。

 菰野町を南と北に分けるならば、北の方が割合としてはずっと多くの支出がされています。

 

 

ああ、やっぱり菰野町の計画はおかしいんだなと。

 

下水道事業会計は、一般会計とは別なので、借金返済の額がすごい額になっていることは一般会計を見ているだけではわかりません。

 

しかし、一般会計の借金が100億のところ、下水道は110億。もっと増える見込み。

 

 

(続く)

 

(続き)

 

で、17億円財調をつぎ込むというのは、この年だけならまだしも、

今後も同じようなことがあってはいけない。

 

この年もできるだけ見直しをすべき。

……ということで、改めて見直しをして、さしあたり財政調整基金を14億円取り崩す内容の予算編成を行いました。

 

次の年には、財政再生宣言をするとともに、現状の報告。

そうしたら、一部の議員からは「要望をしにくくなるから、財政が苦しいというな」と謎の指摘(;^ω^)

 

そのうえで、予算編成にあたっては

・新規事業の見直し

 統合をしたり、いま実施の必要がない事業の洗い出し。

 

 職員にも申し出を期待しましたが、ことの性質上これは困難。

 予算カッターはもっぱら私の役目です。

 

 このなかで、既に進んでいる事業を何度でも見直す癖がつきました。

 

・予算要望にあたっては財源を示す→やめる事業を示すことを各課に徹底をするように伝えましたが…

 

 これも、最初は、財源を示さず新規事業が出てくることはなかなか止まりませんでしたが、

 令和3年、4年と先に進むとかなりスムーズに。

 

 財務係長からは、「財務課からは言いにくいことを各課に言っていただき、ありがとうございます」とお礼を言ってもらい。

 うれしかったですね。

 

 令和4年の決算では2億円公共施設整備基金を増やすことができ、将来の公共施設修繕の原資が確保できてきました。


 令和5年決算でも2億円つめそうでしたが、今度の町長、どんな判断するでしょうね。

 

 

 明日は、菰野町の事業についての事業仕分け、こんなことをしたという話を詳述します。