芸術鑑賞会コンサート2ステージのあと、帰り道に池袋のTOHOシネマズで。
実はちょっと前まで気になっていたのは「ちいかわ」だったけれど、やはり宇宙人もの、UFOものは見たいので。
以下ネタばれありです。
エンタメとしては面白かったですが、色々楽しみにくい疑問も湧いてしまったかな。
まず、あの鉱物?の直接的力に頼りすぎた場面が多すぎること。
他者の意識にダイブするにせよ、超常的な力を発揮するにせよやはり道具立てとして使いすぎ。
スピルバーグ独特の、「未知との遭遇」と同様のメンタリティが流れていて、それは作品の独自性として良いところでもあり、より深い意識の物語としてはやはり奇妙に歪な感じもあり。
実際のアメリカ人の体験者に多いタイプを元に主人公を構築しているものの(アメリカには大学の研究者による、体験者、遭遇者に関する本格的研究も多くこの辺りは日本とは全く違う)、中途半端に精神性や倫理観的なものに傾きすぎていて、奇妙にお伽噺化してしまっている。
もちろんそう形作るのが意図なのかもしれないけれど。
証拠映像の暴露、やるならああいった方法にならざるを得ないが、AI動画が増えに増えた近年ではやはり「本物」であっても説得力を持ちにくいかなと思う。
それもあって、ディスクローズした途端に一般の人々が皆一様に食い入るようにスマホを見ているのに違和感を感じた。
皆が皆関心を持つとは思えなくて。
というわけで、本筋にとってはスパイスであるカーアクションなどの方が純粋に楽しめたりはしました。
もっと言ってしまうと、ああいう意識の啓きに「宇宙人」という道具立ても要らないかな、と正直思ってしまったりもした。
まだ途中までしか読んでないけれど意識が啓かれる感じは「東大理三の悪魔」みたいな方が数段面白いかな、とも。
圧倒的物量を感じさせる力技という意味では面白いけれど、意識の深化、進化の物語という意味では即物的なB級映画感が強かったかな。
本編中あまりきちんと聴音出来なかったけれど、エンドロールになってから音楽をきちんと聴きました。
やはりジョン・ウィリアムズは素晴らしいですね。
とりあえず見た直後の感想でした。