なぜ人間には自然な絶対音感者の割合が低いのか? | 耳トレtsingmoo青木肇のブログ

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完全音感(絶対音感&相対音感)指導。聴音、ジャズピアノ、ジャズボーカル、スキャット、アカペラベース、英語発音指導。アカペラバンドクリニック。
ピアノ、アカペラ、合唱、リコーダー、カリンバアレンジなど。
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ややヘンテコに見える問いかけですが、ここのところずっと考えています。

絶対音感者が少ない哺乳類って人間くらいではないかと思うので。


オクターブが「同じ」音に聞こえるのは哺乳類共通のようですね。


オクターブが同じに聞こえることと絶対音感(直接ピッチ認識)は関係があるように思います。

というか、そのグルーピングが脳で自動的に出来るのにピッチそのものを識別出来ない(ピッチ記憶が弱い)のはむしろ不思議な気もします。(自然な絶対音感者はそう感じる人多いのでは?


言語習得用の耳使いなどにリソースが大きく割かれるのかな、とも思いますが、だからといってわざわざ「そのまま」の認識が失われてしまうのもよく分からないところです。

もったいない(笑)


ただ、他の哺乳類の場合サルでも相対音感はないようで、オクターブ違いのメロディは同じに聞こえても移調したものは同じと識別出来ないみたいです。

この辺にヒントがありそうですが。


それはともかく、絶対音感は知覚として楽しく彩り豊かに感じられる感覚だとは思います。

積極的に「取り戻す」ことで聴覚の喜びは何倍にも増すことと思います。