初見力のこととも関係しますが、各ピッチが正確に記憶出来ていると初見は大変ラクです。
書いてある音をリズム通りに出す(歌う)だけなので。
平均律の鍵盤でピッチを覚えることには賛否があったりもするのですが、実際にコーラスやアカペラをやろうとするときには気持ちいいハモりのために自然に調整したくなるので心配の必要はありません。
何度となく書いていますが、あるピッチを記憶しようと思ったら
●ロングトーンでその音を鳴らす
●音を消して無音状態で今聴いた音を思い返す(これが重要)
●ハミングでそれを歌い、確認のためそのピッチをもう一度鳴らす。
これを地道に繰り返すだけです(!)
何日かして、鳴らさなくてもその音が正確に思い出せるようになったらその音のピッチ記憶が出来たことになります。
そうしたら別の音も記憶トレーニング開始。
音の順番は何でもいいのですが、鍵盤で練習するなら先ず白鍵の7音を、そのあと黒鍵の5音を記憶していくのが分かりやすいでしょう。
これ自体は音の相対的関係とは無関係な直接的なピッチ記憶です。
なので並行して相対的訓練をすることも音楽的には重要です。