MIDI音源を作って音取りという話を、今では当たり前のように見聞きします。
今はそのこと自体は特に否定しないのですが、譜面を見てそのまま頭の中で鳴らす練習をしている人が少ない気がします。
最初からその発想がない?
そんなの無理と諦めている?
面倒くさいからしない、というだけかもしれませんが(笑)
でも実際は訓練の問題です。
この文章を読むのに音読する、いやこれを音声で読ませるソフトを使って音で聴いていますか?
目の不自由な方をのぞき、そのまま読むのではないでしょうか。
(言語の場合、頭の中で音声化する人、しない人はあると思いますが)
楽譜の場合もやることは大して変わりません。
頭の中でそのまま音声化するだけ。
それに音は、平均律でも取りあえずよしとしたら12個だけ!
絶対音感が無ければ無理!と思っている人もいるかと思いますが(勿論、能動的にそれぞれのピッチを複数思い浮かべられればとてもラクですが)、キーの音を確認したらあとは相対的に思い浮かべられます。
(絶対音感自体も訓練可能です。)
最初から全部の音を思い浮かべようとしなくてもいいので、横のライン、縦の響き、それぞれ譜面から頭の中で鳴らす練習(実践)は習慣にするといいかと思います。
ある程度頭の中で思い浮かべられることは、譜面の理解を深めるのにも役立つと思います。