昨日のぺらこやベース講座は「立体感」がテーマ。
これを選んだ理由は色々ありますが、アカペライベントやワークショップでアカペラを聴くと、音も合ってる(ハモってる)、リズムも変ではない、でも平板な感じがする、と思うことがよくあること。
演奏の立体感を形作る要素は色々あります。
音量変化だったり、ステレオ感だったり、そしてもちろん発音の構築。
まずはシンガーズアンリミテッドのBasic-ally Speakingを聴きながら、ボニー・ハーマンの歌の立体感を感じるコーナー。
4ビートのベースラインを女性がそのまま歌うところが多いですが、別に無理に深い低そうに聞こえる声にはしていない。
でも立体感は確保されている。
アカペラでのAnything Goesを聴きながら、字ハモでの立体感を感じる。
ナチュラルな無理のない立体感。
発音の揃い具合も立体感に関係していると思います。
お勧めではないものの、「喉仏を下げる」もジャンルによっては立体感確保に有効という話もしました。
昨日一番時間を割いたのは舌のトレーニングの話。
発音はやはり舌の調整で構築する部分が大きいので。
ここのところ、「背すじは伸ばすな!」という本を時間をかけて読んでいたこともあり、舌を上顎につける(この本の最大強調ポイント)のはやはり大事という話にも。
姿勢制御にも楽ですし(私自身の体感)、鼻呼吸になることで、風邪や花粉症の確率も減るでしょうから、通年歌っていく上でも重要でしょう、ということなども。
舌のトレーニングとしてあいうべ体操、舌回し体操なども紹介して、やや美容講座?のようにもなりつつ。
昨日は合唱のパート練習もあったので、全部参加の方は正味でも7時間!
ご参加有り難うございました。