昨日はフォルテ池袋で「感覚的リハーモナイズ講座」でした。
このタイトルでの講座は初めて。
同じメロディに対して、色々な和音をつけるリハーモナイズ、理論的な話は煩雑になるかなと思い、「感覚的」にお話しました。
昨日の主な題材は「ちょうちょ」。
ソミミー、ファレレーのお馴染みの曲(スペイン民謡だったかな)。
ハ長調でメロディを弾きつつ、まずはC(ドミソ)やG(シレソ)のような基本的な和音づけ。
その後、これをたとえば「夜の蝶」にするには、というイメージ(笑)でのリハモ。
ソミミに対してAm(ラドミ)、ファレレにGm{ソシ♭レ)、ドレミファにF(ファラド)、ソソソーにE7(ミソ#シレ)、夜の蝶の出来上がり(笑)
いきなり和音付けを考えず、メロディに対してベースだけをまず決める「外枠作り」の話もしました。
ベース音、必ずしもコード(和音)のルート(根音)になるとは限りません。
メロディとベースの2声を決めてから内声はあとで埋める、これも感覚的リハモには重要。
言葉がコード進行の助けになる場合もあります。
半音進行、とかベースをペダルする(同じ音を保持する)とか。
メロディのフレーズを鳴らしてみて、そのフレーズに入っている音を含む和音を探す、も大事です。
まずは鍵盤上で実際に手を動かして、試行錯誤してみるのが最初はいいと思います。
慣れてくれば、暗算のように頭の中でいくつか和音を鳴らして選択する、もだんだん出来るようになると思います。
(このあたりは耳のトレーニングとも表裏一体ですが)
あと、ただ和音を考えるだけでなく、同時にリズムも意識すると、そのリズムに合う和音を探しやすくなると思います。
リハモはメロディの新たな魅力を引き出す扉。
まずはあれこれ感覚的にやってみることをお勧めします。
このタイトルの講座、また開催するつもりです。
お楽しみに。