採譜 | 耳トレtsingmoo青木肇のブログ

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完全音感(絶対音感&相対音感)指導。聴音、ジャズピアノ、ジャズボーカル、スキャット、アカペラベース、英語発音指導。アカペラバンドクリニック。
ピアノ、アカペラ、合唱、リコーダー、カリンバアレンジなど。

青木肇tsingmoo@yahoo.co.jp

採譜しましょう、って時々twitterにも書いてますが。


同じ音源を100回聴いたとしても、同じ聴き方をしていればずっと聴き落としがあったり。

その音楽をたとえ心から楽しんでいたとしても、楽しみ方の幅が狭い場合さえあるかもしれない、と思います。


音楽を書き写す採譜をすると、目の前にあるものをスケッチするのと同様、あまり気づいていなかった音情報がどんどん聞こえてきます。

あるいは、聞こえていたものもより明確に響いて来たりします。


既に書き取ったところ以外をきちんと聴こうとすることで、隅々まで音楽を聴くことになります。


完璧に取ろうとしなくてもいいので、とにかく繰り返し聴きながら少しずつ違うところを書き写す。


そうしていくと聞こえ方自体も段々変わっていきます。

より立体的に聞こえたり、音のバランスが違って聞こえたり。


記譜法がよくわからなくても、とにかく書いてみる。

書き方がわからなかったらそこで調べる。


歌い返せるけど書けないところはスローモーションで歌うなどして、ゆっくり数えて書き取る。


地味な作業ですが、重要です。


少量で構わないのでお薦めします。