キーン・コーン・・
カーン・コーン・・・
(やっと授業が終わった。)
僕の席は窓際の
後ろから3番目の静かな席。
のんびり席に座りながら、
引き出しに教科書をしまう。
(次は嫌いな英語か・・)
ふと前を見ると
2人がこっちの方を見て話していた。
A「・・・って・・じゃない?」
B「確かに・・ガ・・・ダと思う」
A「えー!そうなんだ」
(もしかして、僕のことかな・・)
こんなことを考えたことは
しょっちゅうありました。
そういうことを考えるときって
『悪い噂』をされてると勘違いしがちです。
別に悪いことは、
何もしていないのに・・・。
僕はそれを気にして、
家に帰って反省会してました。
(気付かないうちに何かしたかも・・)
当時の僕が
なにもしている訳がないんです。
なにせ、一日中席に座っているだけですから。
今日はその
『思い込み』について話していこうと思います。
このことは
人見知りの人でも
そうじゃなくても誰しも感じることです。
自分のいる方向を見て話していれば
(自分のことかも・・)って
思ったことありますよね。
でも、それをどれくらい
重く感じてしまうか、は人それぞれです。
僕みたいに深く考え込んでしまう人もいれば、
「僕のこと好きなのかな」と
考える超ポジティブな人もいます。
どっちであれ、
以下のことが言えるんです。
その思い込みは実現してしまう。
これは心理学実験で実証されたことです。
『思い込み』ってとても大きな力があるんですね。
実際にあった例をあげようと思います。
それは
『思い込みから始まった噂で銀行が倒産する』
というお話です。
「いやいや、それは言い過ぎ」
そういうと思いますが、実話なんです。
少し難しい話になってしまうので
省略して話しますが、
誰かが「○○銀行は倒産するかもしれない」と
噂を流して、人は思い込んでしまう。
すると、
倒産すると預けてたお金がなくなってしまうので
ほとんどの人が引き下ろしを始める。
その結果、
正常に稼働していた銀行の機能が
停止して倒産してしまう。
というお話です。
Googleで『取り付け騒ぎ』と
調べるといくつも出てきます。
それくらい人の思い込みは強力なんです。
それは対人関係でも通じます。
これを『予言の自己実現』と言います。
マイナスなことを考えると
それが実現してしまうのです。
逆を言えば、
プラスなことを考えるようになれば
そういう結果が自ずと導かれます。
それを実行しているのが
楽天家と呼ばれる人たちです。
彼らはなぜか物事を深刻に考えず、
「なんとかなるっしょ」が口癖ですよね。
でも実際、
なんとかなってるんです。
僕みたいに凹めば、
どんどん人と話すのが怖くなります。
今思えば、
怖くなるように思い込んでいました。
しかし、
あなたは今すぐにでも
その考え方から抜け出せます。
まずは「自分のことじゃない」から
始めて見るといいですね。
それから少しずつレベルをあげて、
「あ、僕のこと好きなのかも」となれば
怖い者なしです。
ひとつずつ、ひとつずつ、
階段を上っていきましょう。
今日は以上になります。
ありがとうございました。
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