17. 富士急行 元京王5000系 | tshellのブログ

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「鉄道」特に「撮り鉄」と「乗り鉄」を紹介します。

富士急行線は大月駅と河口湖駅を結ぶ鉄道で、今は正式名称は富士山麓電氣鉄道となっています。富士急行というのは親会社の名前であり また一般的には富士山麓電氣鉄道の大月線と河口湖線をあわせて富士急行線或いは富士急線と呼んでいます。


【富士山に向かって進む今は亡き元パノラマエクスプレスアルプスの2000形「フジサン特急」】


富士急行線には、元JR、元京王、元小田急の電車が走っています。2019年までは自社発注の電車が走っていましたが、運用終了となったので今は全てが譲渡車です。


【富士山駅 ( 旧富士吉田駅 ) にて並ぶ元小田急RSEと元JR205系】


しかし、JRから特急 ( E353系など ) 、普通列車 ( 211系、E233系など ) が乗り入れてくるほか富士急行線内の特急が数多く走っている( 元JR371系、元小田急20000形RSE ) ので、撮り鉄には楽しい  そして忙しい路線です。



【下吉田駅で交換する元京王5000系1001編成とJR特急「富士回遊」】



【富士山駅 ( 旧富士吉田駅 ) にて交換する元JR205系とJRから直通の211系】



元京王の5000系は最も多い時は2両編成9本18両が活躍していましたが、経年などで7編成が退役し現在は2編成4両のみが最後の頑張りを見せています。


【今は亡きマッターホルン号1201編成】


残った2編成のうち1編成 (1001編成 )は、嬉しいことにかつての京王カラー ( アイボリーにエンジ帯 ) をまとっています。更にこの編成、なんと5113, 5863という京王時代の車番を付けているので京王時代そのまんまです。


【京王カラーの1001編成。先頭は5113。】


もう1編成は「さび朱色」という ( らしい ) 茶系の塗装、こちらは中央扉を埋めて2扉クロスシートに改造されています。


【2016年「富士登山電車」として走る1205編成】


あと運用には入りませんが、もう1編成 (1202 編成 ) がブルーの濃淡に白帯という富士急線の旧標準色で河口湖駅横の車庫の留置線に保管されています。


【河口湖駅留置線にて】


それから3扉セミクロスシートの1編成2両が、2018年にグループ会社の「岳南電車」に移籍しています。 ( 当ブログ No. 13  ご参照 )

【岳南電車に移籍した元京王5000系。2020年 岳南江尾駅にて】


富士急線の路線は富士山に近いので、富士山をバックに電車を••• と誰もが考えますが、意外にそれは難しく、富士山に陽があたるのが午前中のそれも早い時間帯なので、撮影はなかなか大変です。


【「フジサン特急」として走る元小田急RSE20000形】


あと当然ながらいつも富士山が見えるわけではないので、早起きのほか「運」が必要です。私も何回か通いましたが、富士山が綺麗に姿を見せてくれたのは、掲載写真の日だけです。


富士山とのショット以外にも沿線には好撮影地や見どころが多いので、1日たっぷり楽しめる富士急線です。


【下吉田駅構内のブルートレインテラスに展示 (静態保存 ) されている元パノラマエクスプレスアルプスの2000形「フジサン特急」】