レ・ミゼラブル② | 趣味に偏りがありまして

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若さを無駄にしながら、インドアを極めている私の忘却防止用ブログとなっております。
映画、ドラマ、アニメなどの映像作品や文庫、マンガなどの書籍作品の感想を偏った視点からつらつらと書きしたためておりますので、多少の不備はご愛嬌ということで(*´∀`)


レ・ミゼラブル後半戦に参りたいと思います(*´∀`)

サブタイトルは







「ジャベール愛を語ってもいいですか?(笑)」

そうなんです。
私、レ・ミゼラブルで一番肩入れしたキャラはファンティーヌでもコゼットでもジャン・バルジャンでもなく、
ジャベール、なんです(〃∇〃)



これってどのくらい共感いただけるのでしょうか(笑)

周りに映画のことを深く話すような友人がいなくてですね、
周りへのコメントは

「やばい!まじ、エディ(=マリウス)かっこいいんだけど‼」

なもので(笑)



でも実際、エディ・レットメインのかっこよさにハマって、「マリリン7日間の恋」などの過去の作品あたってるので、嘘ではないです(笑)







うぁー!かっこいい(*´∀`)
雑誌の表紙とかもやってましたもんね。
確かスーツ姿でした!!!!!





ん?ん?
何の話ですか?(笑)

脱線脱線!(´Д`;)危ない危ない。

えーと
レミゼ②ということで、
あれですよね、
ジャン・バルジャンが宿敵ジャベールから海に飛び落ちて、エスケープしたところまで、で書かせていただきました。


その後からですね。






その後、ジャン・バルジャンはファンティーヌとの約束を果たすため、コゼットが預けられている宿屋に向かいます。



コゼットは働く母と離れて預けられているのですが、宿屋の夫婦はコゼットをお荷物くらいにしか思っていません。



毎日、酷い言われようをされながらも、
母親の愛を想像するコゼットが
口ずさむ曲が「CASTLE ON A CLOUD」






コゼット幼少期を演じたのは
ついこないだまで、学校の演劇しかやったことのない、まさに大抜擢のイザベル・アレンちゃん。


初めて知ったときは、まじか!ってなりました(笑)
CASTLE ON A CLOUDの良さって、
なによりも、
幼いコゼットの歌声だと思うんです。

いやー、発掘したんですかね。
お見事です(ノ゚∀゚)ノ




そんなイザベル・アレンちゃん演じるコゼットが母の愛を想像しながら
外を眺めていると、










きーたー!
ヘレナ・ボナム・カーター!!!!!



彼女の存在感って凄いですよね。
まさに、名脇役って感じで。

私にとってのヘレナは
シリウスを殺した憎い女なんです(笑)







いやー、当時ベラが本当に憎かった(笑)

(簡単に説明しますと、ハリポタにて、ハリー叔父シリウスを一瞬にして殺してしまう、ウォルデモートの忠実な僕、ベラトリックスを演じてました(笑))

というか、
今現在も、ベラほど憎いキャラはいません。あのロンの家から逃げるときの高笑いは、心のそこから禿げるくらいムカつきました(笑)


何の話?(´・ω・`)(笑)

要するに、
ヘレナ・ボナム・カーターに喰われて、
振り回されてるののん、という訳です(笑)





そんな幼く淋しいコゼットを迎えにくる
ジャン・バルジャン。


宿屋夫婦の意地悪な取引も
潔く受け入れ、
彼はコゼットを引き取ることに成功する。



そして彼女を連れて帰るシーンで歌われるのが、映画オリジナル曲「Suddenly」である。







私はこの「Suddenly」での
ジャン・バルジャンの心の動きが
凄く好きなんです。



You have brought the gift of life
And love so long denied me.
Suddenly I see
What I could not see
Something suddenly
Has begun.


なんて歌詞・°・(ノД`)・°・


長らく触れることのなかった
この愛おしいという感情が
突然手のひらに転がり込んできて

柔らかい温もりを持つ天使が
偽名で生活している罪人であり、
追われる身である自分の膝で
安心しきっている姿に戸惑う
ジャン・バルジャン。


彼の演技からも伝わってくるこの戸惑い。

ジャン・バルジャンからしたら、
十字架を背負う自分が、
こんなに純粋無垢なものに
頼られるなんて、
あまりにも想定外な運命だったのでしょう。


この映画オリジナル曲である「Suddenly」を入れた意味はかなり大きかったと思います。


というのも、
その後のジャン・バルジャンとコゼットの生活は本編では描かれません。

そして、いきなりマリウスと恋に落ちるコゼットのシーンがやってきてしまうので、
この「Suddenly」がないと、
ジャン・バルジャンがコゼットを
どれだけ愛しているか、
この子を想っているかが
伝わらなかったと思うんです。


ジャン・バルジャンとコゼットの愛を
どのシーンで描くかは監督も
悩まれたのではないかと
勝手に想像しているのですが、
初めての戸惑いと、でも隠しきれない喜びとを描ける「出逢いのシーン」を選んだセンスにただただ脱帽でございます。




そして、場面は変わりまして
あの夜ジャン・バルジャンを取り逃がしたジャベールのソロシーンです。

はい、来ました。
ジャベール祭りその①(ノ´▽`)ノ










ジャベールがジャン・バルジャンを牢獄へ入れることを星に誓うことを歌うんですが


And so it has been and so it is written
On the doorway to paradise
That those who falter and those who fall
Must pay the price!


ここ!ここです。
私がジャベールにあれ?ってなったのは。


ジャン・バルジャン目線で描かれる本作品において、ジャベールはジャン・バルジャンのとして描かれます。

それはOPからずっとそうであり、
観客はジャベールをジャン・バルジャンの追っ手として、
コゼットとジャン・バルジャンを引き離す悪者として、
認識するように仕込まれてるんです。


でもこの「stars」を聴くと、
この認識と彼の台詞のギャップにあれってなるんです。

さっきの歌詞で彼は
「罪をおかせば、誰であろうと 代償を払うのが この世の決まりだ
と言い切ります。


そうなんです。
私たちは今まで、ジャベールのしてきた事実行為しか見てこなかったんです。
それもジャン・バルジャン目線で描かれた。

でも、ここで、この「stars」で
彼のジャベールの気持ちに初めて触れます。

彼がジャン・バルジャンを追い続けているのは、彼の信じている「法」の信念に基づいた結果であり、仕事としての責任感です。

決して彼への私怨などではないのです。


では、ここでもう一度冷静に考えていただきたいのですが、

パン一欠片とはいえ、盗みを働いたジャン・バルジャンと
それを追う職務を全うし、言ってしまえばくそ真面目で真っ直ぐな男、ジャベール。


この比較をしてみると、
勿論色んな見方があることは承知ですが、私にはジャベールが悪者でも敵でもないように感じるんです。


そりゃ、ジャベールは
法を事実と照らし合わせて、譲歩していくという配慮がないとは思いますが、
でも舞台はこの時代です。
映画を見る限り、
事実酌量なんて民に寄り添う考え方が
あったかどうかなんて怪しいです。

悪法も法なりじゃないですが、
妥協しない「法」という縛りが
色んな秩序を保っていたのではないでしょうか。

そう考えると、
ジャベールは志高い優秀な警察官であったという見方もできると思うんです。




私の癖なのですが、
ジャベールのように作品では
仕方なく敵として描かれているが、
その本人に寄り添ってみたら、
タイミングが悪かっただけで、
本物の悪者というわけでないキャラに
酷く愛着が湧いてしまうんです(笑)


好例がハリポタのスネイプです(笑)







またハリポタですが(笑)、
彼もまたハリーの敵であったが
最大の見方でもありました。


とまあ、
私がジャベール押しな理由のひとつが
この「stars」で描かれた彼の姿でした。





そして、時代は移り変わり、
ここからは飢えに苦しむパリ市民による「LOOK DOWN」や、






店を失ったのか、宿屋をたたみ、路上でその日暮らしの生活をしている
宿屋夫婦とエポニーヌの登場シーンである「THE ROBBERY」







と続きます。


はぁ. . .(x_x;)(x_x;)
ガブローシュ観ただけて、涙出てくる。
正直、10回以上観てますが、
ガブローシュのシーンは
最後はもちろん、前半のシーンですら
見れないののんです( ノД`)…

もはや、小生意気なガブローシュの方が逆に苦しい。
彼が絡むいいシーンは沢山あるのは知ってるんですが、速見してしまいます(^^;


エポニーヌ親子がコゼット親子を騙すシーンでは、
幼いころとは見かけも身分も逆転した
コゼットとエポニーヌが描かれていて、
少し切なくなりますね。

ジャン・バルジャンの愛を受け、美しく育ったコゼットと、商売の手足となるよう親から厳しく当たられるようになってしまった汚い格好をしているエポニーヌ。


うーん。゚(T^T)゚。
人生は分からないっていうことですかね。

そんな彼女の想い人が先ほどの市中で
演説をしていたマリウス青年です。
多分二人はこのパリ市内で共に育った幼馴染みのような存分ではないでしょうか。

実はそれなりのご身分であるマリウスですが、自らの信念に従い、熱き闘志を燃やし、学生革命の中心にいるマリウスに心が持って行かれるのも理解出来ちゃいます。

きっと、社会を斜めに見て、世の中の影で生きていく親や自分とは違い、声を上げ、未来を見つめるマリウスは眩しい存在だったのではないでしょう。


そんなマリウス青年が美しいコゼット姫に一目惚れするのもここシーンです。





人混みの中で、コゼットを目にしたときのマリウス(笑)

なんてこった。
まさに、人が恋に落ちた瞬間です。

なんだっけ、
なんかの台詞でありましたよね。
「僕は人が恋に落ちる瞬間を始めてみた」
みたいなやつ...。

えっとー、
え?ハチクロでしたっけ?

特に関係ないんですけど、
いつもこのシーンを観ると、
この台詞を思い出します(笑)

とにかく、
ここからマリウスの恋と革命の板挟み状態が始まります。


それが描かれるのが「Red&Black」のシーン





学生たちが、この国への怒りとあるべき正義を熱く語るなか、
闘志に燃える顔と浮かない顔とを両方見せるマリウスにコゼットへの想いの戸惑いが垣間見れます。


まさに、恋と信念の狭間ですね。
やはりこの時代だと、国民の生活が不安定な中、恋は遊び呆けてるようなポジションなんでしょうね。
ファンティーヌも若き愚かな恋と歌っていたし、勢いの恋が若者の特権だなんて言えるようになったのは、現代だからなんだなー。




そこに、マリウスが昼間の彼女の居場所の調査を頼んでいたエポニーヌがやって来ます。

エポニーヌからしたらこの仕事は、
自らの恋を終わらせるキューピッド役。

ちょっ(  TДT)
苦しすぎるんですけど.. .。

彼の頼みを聞いて彼女の居場所を伝えたら、自分の恋は終わってしまうけど、
大切なマリウスからの頼みを断るなんて出来ないエポニーヌ。
惚れたもん負けとは、まさにこの事。



そして、彼女の居場所を聞いたマリウスは
大はしゃぎします。
「IN MY LIFE」


(MARIUS)
Eponine
You're the friend who has brought me here
Thanks to you I am one with the gods
And Heaven is near!
And I soar through a world that is new that is free

(EPONINE)
Every word that he says is a dagger in me!
In my life
There's been no one like him anywhere
Anywhere, where he is...
If he asked... I'd be his







この、マリウスの
鈍感クソばかやろー!!!!!

マリウスのためになら、
全てを捧げると歌うエポニーヌに
君のおかげで僕はここに来れたなんて、
幸せのテッペンにいるような笑顔でいうなんて。


でも、それでも
大はしゃぎするそれを見て、
一緒に嬉しくなっちゃうエポニーヌ。

マリウスの笑顔に
脳みそが反応して無条件に反射的に
愛おしい気持ちが込み上げてくるんだよね。

うん、わかる(。´Д⊂)
分かるよ、エポニーヌ。

その理由が自分以外の女の子だったとしても、今笑ってる彼を見れることには変わりないんだよね。

しかも、自分がして上げたことでさ。



ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ
本当に切なすぎる。
ここでつい一緒に笑っちゃうエポニーヌを見るたび、心臓痛い。



そして、そのまま続く「IN MY LIFE」









妖精のような想い人コゼットに
もうどぎまぎしまくりなマリウス。

ここで二人は両想いと分かり、恋が実る中、それを物陰から悲しそうに傷ついた様子で見つめるエポニーヌ。





エポニ~ヌ~(泣)!!!!!
もう、見るな!聞くな!
今すぐ離れて!!!!!
これ以上傷つくことないんだよぉ(/´△`\)



そのまま
傷ついたエポニーヌのソロシーン
「On My Own」に。










And i know
It's only in my mind,
That i'm talking to myself
And not to him.
And although i know that he is blind,
Still i say,
There's a way for us.

I love him,
But when the night is over he is gone.
The river's just a river.
Without him,
The world around me changes.
The trees are bare and everywhere 
The streets are full of strangers.

I love him,
But every day i'm learning
All my life, 
I've only been pretending!
Without me,
His world will go on turning,
A world that's full of happiness that i have never known


嗚咽、鼻水、頭痛なしには見られないこの名シーン。

もう、歌詞のどこを省いていいかもわからないんですが(ToT)


愛する人がそばにいる夢を見るけど、
現実でそれが叶うはずないと知っていると歌うエポニーヌ。
愛していて本当に大切で
もうワケわかんないくらい想ってしまって
でも、愛するほど、想うほど、
叶わないと強く思い知らされる知る恋ってどーよ゜゜(´O`)°゜!?


多分、
エンディングまで含めても
私が一番泣いてしまうシーンは
ここですねー。

あのピアノのイントロが聴こえた時点で
涙腺スイッチON(泣)

そして、私的、
この映画で一番格好いいと思ってる曲

「One Day More」が始まります。





革命の前日
登場人物らのそれぞれの気持ちが最高潮に達した歌です。

皆が口にする「One Day More」の一言。
だけど、それぞれに込められた想いは様々であり、それを織物のように歌い紡いでいきます。

ジャン・バルジャンは
今日一日生き延びられた感謝を

マリウスとコゼットは
それぞれに芽生えた愛を誓い、

テナルディエ夫妻は
こそ泥の悪もうけを企み

アンジョルラスは
革命の勝利を歌い

ジャベールは
そんな小僧らの遊びなど潰してしまおうと誓います


まさにOne Day More=明日への
それぞれの譲れないものへの思いが、
入り乱れ、交差しあうこの曲は
あまりの想いの多さに
心臓がバクバクして本当に鳥肌立ちます。




とここまで書かせていただきましたが、
おわらなーい!(泣)

まだ革命始まらないんですが(゜ロ゜)

本当に文章力のない稚拙なブログで、
読んでくださる方がいましたら、
本当に申し訳ない。



えっとー。
第3段に持ち越させていただいても
よろしいでしょうか?(笑)


革命のシーンはジャベール目線で書きたいと思うのですが、
となると、ジャベール祭りは次の記事ということになりますね(笑)

はぁ、
本当に計画性なくてすいません。



なんですが、
もしよろしければ、第3段まで
お付きあい願います。