【貴重な歴史資料】
JKD/KALIを深掘る第5弾!「脳を活かした科学的トレーニング・アトリビュート」の真髄に迫る!
皆様、こんにちは!
TSD KALI 創世記メンバー、元会員番号3番の小橋健一郎です。
『格闘技通信』に掲載された歴史的な連載を振り返るシリーズ、今回は第5弾をお届けします! (※昭和63年1988年7月号/通巻NO.20の誌面です)

前号までの練習体系に続き、今回はJKDにおける科学的トレーニングの裏付けである「アトリビュート(個人の特質)」、そして実践的なセンシティビティ・ドリルである「ロック・フロウ」について深掘りしていきます。


🧠 脳を100%活かすトレーニング「ジークンドー・アトリビュート」
人間と猛獣の最大の違いは、何と言っても「高度に発達した脳の存在」です。ただ本能のままに汗を流したり、やみくもに反復練習やウェートトレーニングを繰り返すだけでは、武術の真の目的である「無限の可能性」に到達することはできません。
JKDでは、各個人の個性を形づくる特質を「アトリビュート」と呼び、これを21の項目に分類して指導しています。
【21のアトリビュート項目】 (1)知覚 (2)敏感度(感覚) (3)適切な精神態度 (4)身体機能 (5)耐久性 (6)フットワーク (7)スピード (8)パワー (9)タイミング (10)コーディネイション (11)バランス (12)間合い (13)機敏性 (14)スタミナ (15)コンディション (16)柔軟性 (17)リズム (18)正確性 (19)爆発性 (20)連続性 (21)メディテーション
誌面では、これらの中からいくつかの重要な項目とトレーニング方法が解説されています。
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知覚: 相手の行動を目で見る能力。ナイフスパーリングなど多彩なスパーリングで養います。
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敏感度(感覚): 相手から伝わるエネルギーや意志を肉体・心で感じる能力。フーバやチーサオなどのセンシティビティ・ドリルが最良です。
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身体機能(ボディメカニック): 自身の身体の状態を常に把握し、無駄なエネルギーをなくす能力。長さや重さの異なる多様な「武器トレーニング」が最適です。
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リズム: 格闘技においても相手のリズムを崩すために多様なテンポが必要。音楽を聴く、楽器を演奏する、ダンスを表現する、スピードバッグを叩くなどして養います。
こうした細かなアトリビュートを理解し、脳を十分に活用してトレーニングを行うことこそが、JKDが極めて科学的かつハイレベルなシステムである証拠なのです。
🔗 関節技のセンシティビティ・ドリル「ロック・フロウ」
前回の「エンプティ・ハンドでのセンシティビティ(フーバなど)」に続き、今回はカリの中にある関節技を用いたドリル「ロック・フロウ」が紹介されています。
関節技は相手が抵抗すると通常はなかなかかかりませんが、このカリのロック・フロウ・トレーニングを積むと、おもしろいほどスムーズにかかるようになります。その理由は2つあります。
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相手のエネルギーを感じて技をかけ、変化させるから。
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関節をとる前に、目突き、ヒジ打ち、蹴りなどの「当て身技」を入れるから。
誌面では、相手のジャブに対してフィンガージャブやパンチで崩し、下方向・上方向へのエネルギーの抵抗を利用しながら、フィギュアフォー・アーム・ロック、リバースリストレバー、そして最終的にテイクダウンへと流れるように連続していく高度な攻防が解説されています。 (※この技術は、3年前のTUスペシャルレッスンでナイフの技術としても会員の皆様にご提供させていただいたものです!)
9割以上の会員様がダイエット目的であるリズボクの通常レッスンではここまで行いませんが、リズボクやTU KALIには、ジークンドーに必要なアトリビュートの数々がしっかりと網羅されています。
金沢で同好会として活動していた頃、ビデオのデモンストレーションを必死に覚えて見学者や色々な場所で披露していた懐かしい思い出が蘇ります。
言葉で説明するよりも、実際の動きを見せるのが一番伝わりましたからね(笑)。
TUが学んだLA時代のジークンドーの神髄がここにあります。

それでは、次回第6弾もお楽しみに!
