図書館のおはなし会で、子どもたちに
「いーち、にー、さーん、しー、と両方のおててで2回数えたらクリスマスの日になるよ」
と伝えながら、自分でもあと20日しかないことに驚いてしまいました。
12月が始まって、朗読レッスンでもクリスマス朗読会に向けて練習をしています。
ボランティアでは、3年ぶりにリアル開催された神奈川県のあーすフェスタへ。
今までは、本郷台の県立あーすプラザで開催されていましたが、今年は少し規模を縮小して
屋外の象の鼻パーク(横浜)で行われました。
広々していて、景色も良く、換気ももちろん安心で、あたたかいお天気にも恵まれましたよ。
あーすフェスタは、お互いの文化を紹介し合って理解を深めようというイベント。
私たちは、多言語の絵本読みきかせ、世界のあいさつ、クラフトなどなどで参加。
子どもも大人もたくさん立ち寄ってくれました。
読み聞かせをした「はらぺこあおむし」は、スペイン語→英語→中国語→ポルトガル語→日本語と
なんと5か国語。
繰り返される言葉で、知らない言語でも「これが 食べる という単語なのかな?」と響きを味わえるのが
多言語読みきかせの面白さ。
各国の言葉で翻訳されている絵本は他にもいろいろあります。
私は、日本語担当ですが、読む時には、他の言語とリズムを合わせてよむことを心がけています。
一番最後に読むので、言葉のバトンを受けとるという感じでしょうか。
そのまわってきたバトンを、自分のところからまた他の言語にスムーズに渡せるように。
もし、日本語以外の言語を勉強されている方がいたら、絵本はとってもいいテキストになりますよ~
ブルガリアの民謡や絵本も、佐藤みゆきさんとサジェさんが紹介
夜にはみなとみらいも見えました
神奈川県庁が夜ライトアップされているのに、誰も周りにいません...こんなにきれいなのにもったいない
そして、他の日の図書館ボランティアのはなし。
行ったところ、図書館が閑散としていて・・・
子供コーナーにだれもいない。
図書館の方がおっしゃるには、急に寒くなったので利用者自体が12月に入って減っているとのこと。
だれもお話会に来なかったらどうしよう、と心配していましたが
ご機嫌斜めの3歳くらいの女の子を抱っこしたお父さんが、困り顔でコーナーにいらっしゃいました。
「ほら!おはなししてくれるって!」
というお父さん。
私は待ってました!という気持ち^^
でも、女の子はお父さんの胸に顔をうずめて泣いています・・・。
プログラムでは、手遊びから始める予定でしたが、その親子しかいなかったので
「おうた一緒に歌ってくれる?」と聞いたら、答えが「しない!」だったので^^;
まずは絵本に変更。
「でてくるでてくる」(作・絵 岩田明子 ひかりのくに)
夜の公園では、何かが出て来て遊んでいるみたい。
一ページごとに「お砂場から出てきたものはなにかな?」と質問しながらめくっていくと、
段々女の子も顔を上げて興味を持ってくれました。
まだこの時も一組だったので・・・
手袋人形を変更。
「ぐるんぱのようちえん」(作:西内ミナミ 絵:堀内誠一 福音館書店)の読みきかせ。
ロングセラーのこちらの本は、ぞうのぐるんぱが自分にあったおしごとを探しに行くお話。
居場所がなかなか見つからないけれど、最後にはようやく自分でみつけることができるのです。
もうこれで、女の子のご機嫌は直り、絵本に集中していました。
お父さんもほっとした表情。
ここで、一組お客様が増えたので、
手遊び「トントントン クリスマス」をやり・・・(この時期にしかできません!)
またまた最初の計画から変更で「ゆきのひのうさこちゃん」(作 絵:ディック・ブルーナ 訳:いしいももこ
福音館書店)を読む。
幼児でも2歳か3歳か、4~5歳かで本を臨機応変に変えます。
この時は新しくやってきた女の子が2歳ほどだったので、シュールなクリスマスの本から、
うさこちゃんシリーズに変えました。
「ぐるんぱ」も「うさこちゃん」も私が子どものときによく読んでいた絵本です。
40年数年たっても、こうして子どもが目を輝かせて読める本って、すごい。
そのあとクリスマスの紙芝居を演じ、もう一度手遊びをして締めくくりました。
最後にはお客様も3組に増えてました。
当初、考えていた本以外にも何冊か持っていくと、その場で変えて読むことができるので
おすすめです。特にどんな年齢の子が集まるかわからない図書館おはなし会は、
しっかりしたお話の本ばかり用意したときに、あかちゃんばかりだと大変。
その逆もまたしかり。
あかちゃんばかりになったときのために、いつも手袋人形も持ち歩いています。
心の栄養を入れて・・・
師走をのりきらなくては。