こんにちは。ぼくまんです!
今回は音楽の中でも映像に絞ったテーマでお話します。
以前に小さな事務所を構えていたとき、スカパーの音楽チャンネルを終日流していました。
その頃は特定のアーティストを選ぶよりも、チャンネルのレコメンドを受動的に視聴しているのがしっくりきてました。
持論ですが、ビデオクリップにストーリー性は不要で、繰り返し観たくなる中毒性が大事だと思っています。
ひと頃は有名俳優を今日したドラマ仕立てが多くて辟易しました。
そういうのは一度みたら飽きちゃうんですよ!
●電気グルーヴ「少年ヤング」
ただでさえ中毒性が高いテクノ集団。
これに加えてハイクオリティな映像と遊び心が加わった本作は最高過ぎます。
かわいいモデルさんを、あえて古臭くダサいメイクを施して80年代ノリを演出してます。
冒頭の「死ね」の落書き、大ヒットドラマや映画のオマージュ、間奏でのロボットダンスユニゾン。
何度みても同じところで笑っちゃいます。
●氣志團現象と「黒い太陽」
氣志團はメジャーアルバムをリリースする前に、3枚の映像作品を発表しています。
その名も「氣志團現象」。
ドキュメンタリーなのか、コントなのか。
ギャグなのか、マジ(本気)なのか。
その世界観に惹かれましたねぇ。
その中でも「黒い太陽」のビデオクリップは秀逸。
季節や時間帯を感じさせない完璧なライティング。
合間に挟まれるちょっと切ないミニドラマ。
そして高度な演奏とダンス。
何度みても飽きないですねぇ。
●サカナクション「新宝島」
これはちょっとズルい。
ドリフ大爆笑のオープニングをオマージュした構成は、「その手があったか!」と唸りました。
この構成だったら、演者は余計なことはせずに真顔で横ノリのリズムをとるだけで充分カッコいい。
大量のチアガールも良い仕事をしています。
普通はアーティストの邪魔にならないように踊るものですが、過剰に全面に出てるのが逆に妙な調和を生んでいます。
構成が完璧ゆえに、合間に挟んだソロパートコントがちょっと要らなかったかなと思うくらいです。
いかがでしたでしょうか?
この3作品をみたことがある方は、僕のビデオクリップに求めているものが分かってもらえると思います。
現代の音楽シーンは、ユーザーに曲飛ばしされないようにイントロを省略しているらしいですね。
それ自体は時の流れなので是非は問いません。
しかし、映像の観点からすると構成が大変だなぁと勝手に考えちゃう今日このごろです。
ではまた!