こんにちは。ぼくまんです!

今回は作家の江戸川乱歩についてお話します。


いかにもマニアックな趣味と思われがちですが、

出会いのきっかけは決してそうではありませんでした。

僕が小学生の時に、学級文庫で江戸川乱歩の「少年探偵団シリーズ」が置いてありまして、それがクラス全体でかなり人気だったんですよね。

名探偵明智小五郎と怪人二十面相の対決ってやつです。


ポプラ社から出ていた子供向けでして、少年探偵団が冒険活劇調に活躍するものが大半ながら、時には怪人二十面相が出てこないシリアスなものもありました。

僕は怪人二十面相をきっかけとしつつも、シリアスものに惹かれて子供向けでない一般の文庫に手を出します。

まぁ大人向けはやはりカルトというか、小学生にはなかなか刺激的でした。


屋根裏を散歩しちゃうは(屋根裏の散歩者)、SMしちゃうは(陰獣)、手足の無い夫の目を潰すやら(芋虫)、もうハチャメチャです。

極めつけは「孤島の鬼」!

人為的に男女の結合双生児が造られて、男が女に欲情するというトラウマ級の内容でした。

※この部分が衝撃過ぎて、肝心の本編の記憶があまり無いです(笑)


それにしても乱歩の小説はタイトルが秀逸です。

「押絵と旅をする男」、

「サーカスの怪人」、

「ペテン師と空気男」、

「パノラマ島奇譚」、


何かタイトルからグッときて内容が気になりませんか?

筋肉少女帯や人間椅子など、乱歩に触発された音楽アーティストもいますしね。


あとテレビ朝日系列の土曜ワイド劇場で、天知茂主演でドラマをよくやっていました。

いわゆる「江戸川乱歩の美女シリーズ」です。


明智小五郎の“犯人さん、実は私変装してましたマスクペリペリ”とか、

結局犯人は主役の美女で最後に死んじゃうとか、

ちょっと予定調和なところもありましたがそこはご愛嬌。


令和のコンプライアンス的にはなかなかそぐわないかもしれませんが、逆に大正・昭和にタイムスリップした気分で乱歩を手に取ってみてはいかがでしょうか?


ではまた!