ハランを活ける | 理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

花をどういけたらよいか? 自由花のいけ方、そのポイントをお伝えしています。

・ハランを活ける

 

斎藤です。

 

先週のお稽古の1作品目。

(2019/11/10)

「なんじゃこれは」ですよねぇ。。。

 

後ろ活けするときは、

 

作品の完成イメージを決めてから

活けはじめるのですが、

 

今回は、あっさり浮かんだので、

欲がでてしまいました。

 

どうせならば、

苦手なハランも加えてみよう、と。

 

しかし、どうすれば

いいのかわからない。

 

ハランはほんと苦手なんです。。。

 

いけばなをはじめたときから

ずっと苦手な花材です。

 

「苦手だから活けたいんです」

と先生にお伝えしたら、

 

にっこりほほえみながら、

ヒントをくださいました。

 

・ハランの丈を高く、1~2枚添える

 

 とうぜん、茎は短く切ったりせず、

 長いままで使います。

 

・ハランの葉が大きすぎるときは

 葉の両脇を裂いて狭くする

 

 花器とのバランスが大切なんです。

 お稽古でつかう花器では

 ハランは大きすぎることが多い。

 葉の根元(図の赤矢印)から、

 指で裂いていきます。

 

ヒントをもとに活けたのですが、

今回はすっきり

まとまりませんでした。

 

でも、一筋の光が

見えたような気がする。。。

 

家で活けてみました。

(2019/11/10)

いい雰囲気にしあがりました~

先生、ありがとうございます。

 

 

今回のお稽古では

触れませんでしたが、

 

ハランには、もう1つ

教えていただいたことがあります。

 

・葉の面に変化をつけます

 

ハランの葉っぱの先に

鉛筆をななめに置き、

 

鉛筆を芯にして、海苔巻きみたいに、

葉を巻いていきます。

 

葉の筋をギュッ、ギュッと押しつつ

巻いていくと、カールします。

 

葉を海苔巻きしたあとは、

茎と葉先を持ち、ピンと引っぱると

シャキッとします。

 

そのあと、

茎をもういちどためます。

 

のっぺらぼうだった葉の表面に

表情がでますよ。

 

 

 

先生のお宅の玄関の作品

 

左から

 

右から

小作品にもかかわらず、

花展で拝見する大作品のような

圧倒的な存在感があります。

 

草月展、もうすぐです。

 

第101回 草月いけばな展

日時:11月20日(水)~25日(月)
会場:第1会場 スパイラルガーデン
    第2会場 草月会館
入場料:無料

 

先生は全期

草月会館 日本間だそうです。