陳情令沼の住人ツァイホンです
読みづらいところもあろうとは思いますが
お付き合いいただけますと幸いです
ネタバレありますというかほぼネタバレです
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ひと月後 夷陵の茶楼
隅に藍湛の姿がある
講談師が災いは夷陵老祖だと語っている
聴衆も同意し、墓荒らしも夷陵老祖の仕業だ
と便乗する
講談師は続ける
そして奴の恐ろしさは
傀儡を作り出すだけではない
骸を掘り起こして骨髄を吸い込み
妖術を磨いているのだと言うのだ
延々と続く魏嬰の悪口に
湯呑を握りしめ食台に叩きつける
そして振り返りきっと睨みつけると
代金を置き藍湛は茶楼から出て行く
怒りのまま町を歩く藍湛
するとどうしたことか、子供に脚を掴まれる
子供は温氏の阿苑だ
魏嬰と買い物に町へ来た様子だが
魏嬰はジャガイモの吟味中で価格交渉に夢中だ
当の魏嬰、ふと気づくと阿苑がいない
必死で探す目の先に見つけたのは
泣いている阿苑と、
阿苑に脚をつかまれた藍湛の姿だった
(この先はぜひ動画でお楽しみください)
第29話へ続く…
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夷陵の町で再会するシーンが大好きなんです
藍湛の言葉にならない声が溢れまくってて
キュンキュンしちゃいます