今回のホテルはドアから外の音がダダ漏れで、今朝も別の部屋の話し声で目が覚めた。
宿泊者は100元分の朝食券をもらい、隣の早點(朝食屋さん)で好きなものを注文して食う。
この手の店で100元使うのは結構難儀で、食い応えがある。火腿蛋餅(ハム卵クレープ?)と雞排三明治(チキンカツサンドイッチ)、豆漿(豆乳)をオーダーしたが、かなり多かった。
腹ごしらえをすませ、チェックアウト。昨夜の混雑がウソのように客は誰もいない。
ホテルのロビーに駐輪していた自転車。こいつらも台湾一周中かな?
7:30出発。
朝の台南。
昨日できなかったのでちょっとだけ観光。
国立台湾文学館
台南孔子廟
写真を撮っていたら掃除していたおじさんが話しかけてきた。写真でも撮ってくれるのかな?と思いきや「そっちを持て」とスロープの移動を手伝わされた(笑)
キンタマ??? 文房具のチェーン店なんだと。
8:05 奇美美術館のそばにあったひまわり畑。正月にひまわり!!!さすが熱帯!
でも今日も暑くない。
9:30 橋頭「彩虹橋墩(虹橋脚)」
10:40 台湾第二の都市、高雄市街地に入る。台湾で二番目に高いビル。85階だったかな?
試験走行中のライトレール。台湾の鉄道っていろいろトラぶって必ず予定通りに開通しない。
まあ見切り発車して事故るよりいいけど…。
鉄道跡の自転車道。あちこちに自転車道が整備されているが、舗装がよくなかったり、狭かったりで結局車道を走る。
13:00 東港
海洋公園として整備されているが、ケツが痛くて楽しむ余裕なし。Uターンするときに足首をフロントスプロケでざっくり切ってしまい流血。
14:30 枋寮
帰省ラッシュと観光客で道路はところどころ渋滞している。
15:30 枋山
海沿いに露店のカフェが出ていて気持ちよさそうだが、ひたすら走る。
この辺は海沿いの田舎道で、車もバイクもかなり飛ばしている。標識で「右側追い越し禁止」の表示が多数あるが、右側のバイクレーンを追い越し車線に使う車が自転車のすぐわきを猛然と加速しながらかすめるのでめちゃ怖い。台湾人はハンドルを握ると別人になる。
3日目にして初めて明るいうちに「車城」にゴールできた。
ガイドブックの5日分を3日で走ったわけだが、筋肉痛よりもケツ君が悲鳴を上げ続けていて、旅を続けられるか心配だ。
そして宿探し開始。車城は南部のリゾート墾丁に近い小さな町でどう見ても宿は多くない。
最初の旅社(旅館)は満室で断られた。2軒隣の旅館のハナゲオヤジとは北京語がうまく通じない。「予算は1000元」というと横にいるババアが怒って台湾語で何か怒鳴り散らしている。「トイレ・シャワー共同ならあるよ」と離れみたいな場所を見せられたが、お化け屋敷みたいで寝られる気がしない。「他をみてから決める」と告げると「気に入らないのか?シャワー付きの部屋でも1000元でいいぞ」とか言い出すが、メンドくさいし、なんか足元見て値切ってる嫌な客になってるきがしたのでとりあえずサヨナラした。
その後はきれいな民宿に電話してみたが、満室だったりあっても2500元だったりでちと高い。別の民宿を探していると車いすのおばさんが近づいてきて「宿を探してるの?私はここのオーナーよ」と話しかけてくる。部屋は空いていたが、正月のハイシーズンだから2600元だという。「もうハナゲオヤジで決めようかなぁ」と思っていたら「私のお父さんは日本人に教育されたんだ。日本人は特別だから1500元でいいよ」という。部屋はこっちの方がきれいだし、おばさんも親切そうなのでここにお世話になることにした。
このおばさん、親切かつおしゃべり好きで、周辺の観光地の紹介やらなんやらいろいろ話してくる。本当はゆっくりビールでも飲みたいところだが、行かなきゃ悪い気がしたので紹介してくれたスポットまで自転車で行ってみることにした。
どうみても「皇帝の家」には見えないので、なかなか見つけられなかった…。
宿のおばさんが熱心にオススメのスポットを紹介してくれるので行ってみることにした。ところが途中でリアタイヤが「パン!」って叫んでペチャンコになり、比較的順調だった1日は、一瞬にして修羅場になった。
予備のチューブはあるが、ここで使ってしまうと明日の山越えはリスクだ。こんな小さな町で、しかも今日は正月で新しいチューブが買えるのか?
おとといに続いて3回目のパンクだ。呪われている…。
スマホで付近の自転車屋を探すが見つからず、急いで宿に戻りとりあえず予備のチューブで修理完了!「明日の朝チューブを売っている店を探すしか無い」と思いきや、空気を入れている途中にまた破裂してしまい万事休す。なんでこうなるの…。
おばさん曰く「恆春ならきっと自転車屋がある」という。すがる思いでネットで見つけた自転車屋は10kmも南の恆春だったが、元旦にもかかわらず待っていてくれるという。
ところが今度はタクシーが見つからない。おばさんが機転を利かし甥っ子を呼び出して送り迎えしてもらえることになった。
恆春は車城に比べると街が大きい。ジャイアントのショップもあるが、正月はやっていないようで誰も電話に出なかった。空いていたもう一軒はいかにも「町の自転車屋さん」って感じで、住居兼店舗は生活感あふれていて、ママチャリや子供用はあるがロードバイクは一台もない。「ここでロードのタイヤを修理できるか?」と不安になるが、原住民と思わしき店主は「あるよ」と言わんばかりに23Cのチューブを取り出した。「神はここにもいた!」初日の洗練されたサイクルショップとはぜんぜん違う雑然とした店だし、タイヤレバー鉄製で「リムに傷がつくんじゃないの?」とヒヤヒヤしたが、そのとき自転車屋のおじさんは本当に神にみえた。
「自分でチューブを交換したが、空気を入れたら破裂した」と説明し、実際に破裂したチューブを見せたが、「神」は不思議な顔をして「普通こんな裂け方はしない。チューブが不良品だったんじゃないの?」という感じのことを言っているようだった(うまく聞き取れない…)。「神」はタイヤに釘などの異物か残っていないか入念に確認したうえで、新しいチューブを手際よく組みなおした。タイヤに空気をちょっとだけ入れたあと、タイヤのサイドに小さな亀裂ができているのを発見し、「これが原因だ」と言わんばかりに誇らしげに指差した。どうやらこの亀裂のせいで空気圧に耐えられずチューブが破裂したらしく、タイヤごと交換して一件落着。気づかなかったらまた別のチューブをダメにするところだった…。最後に神が空気圧を測らなかったのが不安だったが、「神だから感覚で空気圧が適正かわかるのだ」と理解した(後日測ったらぜんぜん空気が足りていなかったのだが…)。
なにはともあれ、またしても危うく挑戦終了となるところだったが、また台湾人の親切に救われた。
結局遅くなってしまったので、夕飯はまたコンビニでいいやと思っていたが、甥っ子にはその後親戚一同が集まる家で夕飯とビールまでゴチになり、楽しく過ごさせてもらった。親戚たちは近所にあるいくつかの家に分散してメシ食っているらしく、かわるがわる人が出入りしてそのたびに「おお、日本人か!」「中国語がちょっと話せますよ」的な会話をして消えていく。一人はエバー航空のCAでしょっちゅう日本便に搭乗しているそうで、カタコトながら日本語も話せてなんとかコミュニケーションできた。
車城のみなさん本当にありがとう。なんかまた暖かい気持ちのおすそ分けを頂いてしまいました。
もしおばさんの勧めに従わず宿でまったりしていたら、峠の途中で同じことになって途方に暮れていたはずと思うとゾッとするぜ。
これってラッキーなの?アンラッキーなの?
2/8月 7時間06分 145km 平均20.4km/h
2/7日 8時間04分 181km 平均22.3km/h
2/6土 10時間33分 221km 平均21.0km/h




























