A区画分譲住宅の主な性能

■構造・規模:木造2階建て、延べ面積120.86㎡

■耐震等級3(許容応力度計算による)

 極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震による力の1.5倍力に対して倒壊、崩  壊しないレベル(建築基準法の1.5倍)

■劣化対策等級3

 構造躯体が3世代(75年~90年)もつ程度の対策が講じられている

■維持管理対策等級3(専用配管)

 維持管理を容易にすることに特に配慮

 構造躯体を全く壊さずにメンテナンスができるレベルです

 排水管には物が堆積しない構造が求められます

■断熱等性能等級6(設計UA値0.45W/㎡・K)

 家全体(120㎡)が間仕切りが全くない一つの空間だとすれば、

 暖房は6~10畳用のエアコン1台でまかなえるくらいの性能です

 屋根・外壁には蓄熱容量が大きい吹込み木繊維断熱材を採用していますので

 体感では数値以上の快適性が期待できそうです

 (参考)福岡地域の現行基準値

  等級4:UA値0.87(2025年度から義務化)

  等級5:UA値0.60(2030年度から義務化、ZEHの基準)

  等級6:UA値0.46(推奨基準)

  等級7:UA値0.23(推奨基準、外壁に付加断熱が必要)

  *UA値(外皮平均熱貫流率)が小さいほど断熱性能が高くなります

■一次消費エネルギー消費量等級6(BEI設計値0.66)

 数値の上では基準の2/3程のエネルギーで生活できます

 ただし、住み方も重要です

 等級5:BEIが0.9を満たす性能

 等級6:BEIが0.8を満たす性能

 *BEIは、「暖房+冷房+換気+給湯+照明」の設計一次エネルギー消費量を、

  基準一次エネルギー消費量で除した値です

  小さいほど省エネルギー性能が高くなります

■気密性能

 基準はありませんが、温熱環境や換気効率には欠かせない性能になります。

 相当隙間面積C値(床面積当りのすき間・㎠/㎡)で現わします。

 C値0.7以下を設定、現場で計測して確認します。 

 仮に延べ面積100㎡の住宅でC値1.0ならば、

 家全体で100㎠・ハガキ2/3の大きさの穴が開いていることになります。

 減らすには丁寧な施工しかありません。