「まったく将来の見えないASD(自閉症スペクトラム)の人が最初にすること」とは、何でしょうか。
いろいろ考えられますが、筆者の知りうる限り最強の効果があるのは、認知科学者の苫米地英人カーネギーメロン大学博士によるコーチングの最大目標「ゴールを設定する」を実施することでしょう。
そうすると、ASDの方でもかなりの確率で人生が好転するでしょう。苫米地博士のコーチングは、超一流の科学的知見に裏打ちされているからです。
ただし、「ゴール設定」するためには「7つの習慣」で言うところの「第1の習慣:主体的である」ができていないと厳しいでしょう。
「人間が人間であるための条件(他の生物と違う点)」である
- 自覚
- 想像
- 良心
- 意志
の4点をある程度クリアしていないと適切な「ゴール設定」は難しいのです。
それは、ASDの方が「想像」の能力が低いことが少なくない、などの理由からです。
この話に関心のある方は、このブログの過去記事を検索いただくとよいと思います。
話を戻します。
ここでは、苫米地博士による初心者向けコーチング書籍「立ち読みしなさい!」ベースで解説します(詳細は、本書をお読みください)。
「立ち読みしなさい!」がよいのは、全く将来の見えないASDの方にとっても、具体的なアクションプラン(今なすべきこと)が明確になるからです。
ゴールを設定したら、「エフィカシーを上げる」ことです。
そのために、「小さなことから毎日を変化させる」ステップに入ります。エフィカシーとは、「自分の能力の自己評価」のことです。(「立ち読みしなさい!」177ページ)
しかし、それは「ゴール設定」の後でよいでしょう。
まずは、「ゴール設定」することです。ゴールは、「現状の外側」に設定します。
「ゴール設定」を行わないと、スタートラインにも立てません。
続いて、「エフィカシーを上げる」と、最終ステップ「リーダーになる」に入ります。
しかし筆者は、エフィカシーは上がっていますが、まだ最終ステップまでは到達していません。
よって、現段階では詳説は控えます。
「立ち読みしなさい!」は、幅広い層の方々にお勧めの一冊です。
今回本書を取り上げたのは、「(繰り返しますが)超一流の科学的知見に裏打ちされた、しかし活字から離れている方にもわかりやすい内容」なのが決め手です。
筆者も、「悩める」母親に勧めようと思っています。
本書を読んで「もっとコーチングを学びたい」と思ったら、セルフコーチング基本書である「まずは親を超えなさい!」「コンフォートゾーンの作り方」を読むとよいでしょう。
<補足>
当ブログは、「7つの習慣」「苫米地英人博士のコーチング」を活用して、まったく将来の見えない「自閉症スペクトラム(ASD)の方」、「ひきこもり状態の方」、「グレーゾーンの方」、「生きづらい方」などの困りごとを根治させるという「はっきり言ってとんでもない内容」です。ただし、「守秘義務がある内容」は書けませんが…
※文中に出てくる「自閉症スペクトラム(ASD)」等は、「グレーゾーン」も含みます。
※「苫米地英人博士のコーチング」の専門用語は、博士の書籍「立ち読みしなさい!」「コンフォートゾーンの作り方」「まずは親を超えなさい!」で学ぶことをおすすめします。