「I've Just Seen A Face」The Beatles
Remastered 2009
(Take 3) [Anthology 2025]
1976 American tour.
Live in Buenos Aires, Argentina Oct 5th 2024
リリース 1965年8月6日
録音 1965年6月14日
作詞者 レノン=マッカートニー
作曲者 レノン=マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン
「夢の人」 は1965年8月に発売された5作目のアルバム『ヘルプ!』に収録。アメリカでは1965年に発売された『Rubber Soul』に収録。
アメリカ版『Rubber Soul』のオープニング・トラックという観点から、「ビートルズがフォークに転向した」という解釈が広まった。本作は、ビートルズが初めてベースを使用しなかった楽曲で、4本のアコースティック・ギターが主体となっている。
マッカートニーがビートルズ解散後に初めてライブで演奏したビートルズの楽曲の1つで、1975年から1976年にかけて行なわれた『Wings Over the World』ツアーで演奏された。
作曲者名はレノン・マッカートニー名義となっているが、レノンもマッカートニーも「夢の人」はマッカートニーが1人で書いた楽曲であると認識している。1963年11月にマッカートニーは、ロンドン中心部のウィンポール・ストリート57番地にある恋人で女優のジェーン・アッシャーの実家に引っ越し、後にマッカートニーはこの家の地下にある音楽室で「夢の人」を書いた。アップテンポのアップテンポのカントリー&ウエスタン調の楽曲として書き始められ、マッカートニーは最初にメロディを作った。本作についてマッカートニーは「僕なりのカントリー・アンド・ウェスタン。ちょっと速めで変わった感じのテンポの曲だけど、すごく満足した」と語っている。その後、家族の集まりでピアノで弾いてみたところ、叔母のジンが曲を気に入り、これに由来してマッカートニーは「Auntie Gin's Theme(ジンおばさんのテーマ)」という仮タイトルを付けた。マッカートニーは、テンポの速い歌詞を加えて、本作を陽気なラブ・バラードに転向させた。歌詞について、アッシャーとの関係に触発されて書いた可能性が指摘されている。
マッカートニーは、ポルトガルの休暇から戻った直後の6月中旬に、他のメンバーに「夢の人」を聞かせた。
「夢の人」は、キーがAメジャーで、2/2拍子(カットタイム)で演奏される。曲は10小節のイントロから始まり、ゆっくりとしたテンポで3連符を演奏することで曲の加速感を演出している。本作では4つのコードが使用されており、12小節のヴァースでは一般的なポップスのコード進行(I-vi-IV-V)、8小節のリフレインではブルース進行(V-VI-I)を使用している。リフレインでは、「and she keeps calling...」の第1音節に短三度を含めることでリフレインにブルース調のサウンドをもたらし、他のビートルズの楽曲と同様に3連符の繰り返しによって曲が終わり、イントロの最後の部分を繰り返すことによって対称性をもたせている。
ビートルズは、1965年6月14日の午後のセッションで「夢の人」と「アイム・ダウン」のレコーディングを行ない、夕食を済ませた後に「イエスタデイ」のレコーディングを行なった。レコーディングは、EMIレコーディング・スタジオのスタジオ2で行なわれ、ジョージ・マーティンがプロデュースを手がけ、バランス・エンジニアのノーマン・スミスがアシスタントを務めた。本作は2つのベーシック・トラックで構成されている。1つ目のベーシック・トラックでは、ジョージ・ハリスンが12弦アコースティック・ギター、レノンが12弦アコースティック・ギター(フラマス・フーテナニー)、マッカートニーがクラシック・ギターを弾き、リンゴ・スターがブラシでスネアドラムを叩いている。2つ目のベーシック・トラックでは、レノンがアコースティック・ギターでリズムギターのパートを弾き、マッカートニーがリード・ボーカルを担当している。
本作は6テイクで完成し、テイク6にオーバー・ダビングが施された。マッカートニーはイントロの高音域をクラシック・ギターで弾き、ディスカントのパートを加えたほか、リフレインに「アクト・ナチュラリー」でも聴くことができる対位法を用いたバッキングを取り入れた。スターはマラカスをオーバー・ダビングし、ハリスンは12弦アコースティック・ギターでソロを弾いている。ギターソロは2本のギターが同時に演奏され、対照的なサウンドを提示している。ソロの途中でカットタイムからコモンタイムに移行することから、グールドはハリスンの演奏について「ジャンゴ・ラインハルトやル・ホット・クラブを思わせる」と指摘し、一方でポラックは「ダサくて、リズム的に単調」と評している。
マーティンとスミスは、6月18日にEMIレコーディング・スタジオのスタジオ2で、「夢の人」をはじめとした『ヘルプ!』の数曲のモノラル・ミックスとステレオ・ミックスを作成した。本作の2つのミックスは、ほぼ同じ仕上がりとなっている。1987年に『ヘルプ!』のCD化に際して、マーティンは本作をステレオ用にリミックスし、わずかにエコーを加えた。
「夢の人」The Beatles
I've just seen a face
ひとめ顔を見ただけで
I can't forget the time or place
もう忘れられない、その時も場所でさえも
Where we just met
どこで僕たちは 出会ったんだろう
She's just the girl for me
僕にとって最高の女性
And I want all the world to see
そして 世界中に知らせたい
We've met, mm-mm-mm-m'mm-mm
僕たちは出会ったんだ
Had it been another day
もしそれが別の日だったら
I might have looked the other way
僕は別の道を歩んでいたかもしれないんだ
And I'd have never been aware
そして何も気づかなかったのだろう
But as it is I'll dream of her
しかし、現実には僕が彼女の夢を見るんだ
Tonight, di-di-di-di'n'di
今夜・・
Fallin', yes, I am fallin'
落ちてゆく、そう、僕は恋に落ちたんだ
And she keeps calling Me back again
そして彼女は僕を何度も呼び返す
I have never known
こんな気持ち一度もなかったんだ
The like of this, I've been alone
このようなことは、僕はずっと孤独だった
And I have missed things
そして僕はいつも機会を見逃し
And kept out of sight
そして視界から消えていた
But other girls were never quite
そして他の女の子には決して
Like this, di-di-di-di'n'di
このようにな気持ちにはならなかった
Fallin', yes, I am fallin'
落ちてゆく、そう、僕は恋に落ちたんだ
And she keeps calling Me back again
そして彼女は僕を何度も呼び返す
Fallin', yes, I am fallin'
落ちてゆく、そう、僕は恋に落ちたんだ
And she keeps calling Me back again
そして彼女は僕を何度も呼び返す
I've just seen a face
ひとめ顔を見ただけで
I can't forget the time or place
もう忘れられない、その時も場所でさえも
Where we just met
どこで僕たちは 出会ったんだろう
She's just the girl for me
僕にとって最高の女性
And I want all the world to see
そして 世界中に知らせたい
We've met, mm-mm-mm-m'mm-mm
僕たちは出会ったんだ
Fallin', yes, I am fallin'
落ちてゆく、そう、僕は恋に落ちたんだ
And she keeps calling Me back again
そして彼女は僕を何度も呼び返す
Fallin', yes, I am fallin'
落ちてゆく、そう、僕は恋に落ちたんだ
And she keeps calling Me back again
そして彼女は僕を何度も呼び返す
Oh,
Fallin', yes, I am fallin'
あぁ、落ちてゆく、そう、僕は恋に落ちたんだ
And she keeps calling Me back again
そして彼女は僕を何度も呼び返す
