うちの子記念日   2021年6月15日 | 美味いもの日記

美味いもの日記

ボクの好きなお店

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昨今、コロナの影響を受けていない人はないと思います。

ビジネスでも程度の差はありますが、どの業界でも多かれ少なかれ受けてますよね。

飲食業をはじめ切実な影響を受けている業種も多いですが、意外な追い風となった業界もあるようです。

 

その一つがペット業界。

ステイホームをきっかけに実際にワンニャンを飼う方が増えつつあるそうです。

 

(駅までこうして迎えにきてくれます)

 

きっかけはなんであれ幸せなワンコ、ニャンコが増えることは喜ぶべきことです。

一頭でも多くの動物が幸せになってほしい、一人でも多くの人が動物と暮らす喜びを知ってほしいと思います。

でも、手放しで喜べないのは飼育放棄など無責任な飼い主が一定数含まれることがゼロではないだろうという残念な予感です。

こんなことを予感してしまう世の中でないことをあらためて願います。

 

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(↑ペットショップに来たころの庄助)

 

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(↑ペットショップにいたころの庄助)

 

わが家にこの子を受け入れて今日でちょうど9年。

うちの家族がこの子にどれだけ幸せをもらったかというと計測不能です。

特にうちの奥さんはほぼ一日中一緒にいますので、生活そのもの、人生が変わったはずです。

うちの奥さんは庄助のことをよく「私の分身」と言いますが、まさに一心同体です。

 

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わが家で時々、確認することがひとつ。

それは、この子がわが家を選んだわけではない。

わが家がこの子を選んだのだということ。

動物を家族に迎える人にはこのことだけは忘れないでほしいと思います。

どんな経緯があったとしても、わが家にいるその子はそれぞれの家庭が選んだのですから。

 

 

ペットショップで初めて対面したのは、時間にしたら1分くらいだったような気がします。

出てきた庄助の目をのぞきこんで「うちの子になるか?」と話しかける奥さん。

「うちの子になる?」と重ねて聞いたのちに「どう?」とボクのほうを向きました。

 

ほんの十数秒かもしれないけど、ボクは庄助の目をじっと覗き込んだことを覚えています。

庄助は期待、不安、好奇心、戸惑いが混ざった視線でボクを見返してきました。

 

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奥さんに「うん」と同意を伝え、お店の方に「この子にします」と言いました。

あまりの即決に拍子抜けしたのだと思いますが、接客してくださっていたお店の方が一瞬「え?」という顔をされました。

でも、間髪を入れず「ご家族が決まりました」と大きな声をあげました。

あの瞬間からこの子はうちの息子に決まったのです。

 

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本当は連れて帰りたかったのですが、その日庄助(この時点ではまだ名前は正式には決まっていませんでしたが)はおなかの調子が悪くお店の方がもう少し様子を見たいとおっしゃるので、後日の来店を約束してお店をあとにしました。

その時、見た庄助が最初にみたときの何倍も何倍も可愛く見えて家族ができるってこういうことなのだと感じました。

「迎えにくるからな」と言葉をかけたのですが、庄助にもそのことが伝わっているように見えました。

うちの奥さんもこちらの言っていることが伝わっているように見えたそうです)

 

 

その日から今日まで本当にあったいう間。

いろんなことはあったはずなのですが、あっという間としかいいようがありません。

 

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庄助を迎えるまでは週末には時々夫婦ででかけましたが、この子が来てからそんな時間は皆無になりました。

奥さんの実家なら喜んで預かってももらえるので、何度か「預けて、遊びにいかないか?」と奥さんに聞いたことがありますが、奥さんはそれはしたくないと言います。

それはしたくないというよりも、庄助と一緒にいたいのが一番のようです。

 

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(↑初代ともいえる庄助が夢中になった玩具。わが家では「ピピ」と呼んでいました)

 

これから迎えようと思われている方にちょこっとアドバイス。

できれば動物を迎える前に何か一冊飼い方や、しつけの本を読まれることをオススメします。

そして、迎えた翌日からはしつけの開始。

実際に飼ってみると本で読むことと違いもありますが、そこからは子育てと同じです。

そういうボクは子供がいないので子育てについて語る資格はありませんが)

 

迎えたときが7か月(ペットショップでは一番の年長でした)

5か月後には10歳になります(人間でいえば50代、ボクと同年代です)

毎年、初めて出会った日(6/9)、迎えた日(6/15)、誕生日(11/13)には違った感慨がありますが、やはり10歳はひとつの区切り。

今年の誕生日はボクは何を感じるのでしょうか。

 

 
最後にもう一度。
この子を選んだのはボクであり、わが家族です。
 
生涯可愛がろうと思います。