庄助記念日 2016年6月15日 | 美味いもの日記

美味いもの日記

ボクの好きなお店

どこの家庭でもその家だけののお決まり事ってあると思います。
時にそれが他人様から見たらちょっと変だったりするようなことも。

わが家のお決まり事はこれ。
夕食後に毎日これが繰り広げられます。



ものかげからチラチラと奥さんに視線を送る庄助。



「ほら、この玩具いいだろう、母さん!」



「捕まえてみろよ!」

そして、庄助と奥さんの追いかけっこが始まります。

一部をチラッと動画で見せるとこんな感じです→



「どうだ、母さん、取ってみろよ!」

食事をしていると先に食べ終えた庄助がお座りし、まだかまだかと奥さんを見上げるのも毎日のこと。
5分、10分程度のことですが、食後だと言うのによく毎日やるものだと思います(笑)
4年前に庄助がわが家に来て間もないころから始まりました。

他の方から見たら「なにをやっているのか?」と思われると思います。
ボクもいつまでこんなに騒がしい食後が続くのだろうと思います。
でも、まあ、どこの家庭でも、その家だけのちょっと変な事ってありますよね・・

そう思うようにしました(笑)

次の写真はボクの部屋。
(奥さんはこの部屋のことを”お父ちゃんと庄助の部屋”と呼びます)



本棚の前の椅子は引越し直後にボクが気に入って購入したもの。
引越し直後で本当にお金がない中、座り心地が気に入り「えいや」で買いました。

そんな椅子も庄助が飛び乗ったり、ザカザカと掘り返すうちにボロボロ(-_-;)



でも、ボクは庄助が作ったこの穴ぼこが愛おしくてなりません。
ボクにとってはどんな高価な椅子よりも大切なものになってしまいました。



そして、この椅子の下はいつの間にか庄助の居場所に。

「あれ?庄助はどこに行った?」というとよくここにいます。



ボクに雷を落とされるとここへ逃げこむし、遊んでもらえない時はここで拗ねてます。
すっかりと庄助の場所になりました。



いつの間にかわが家には庄助の場所がいくつもできました^^

庄助を迎えて以来、ボクのあまりの変わりように、友人・知人から驚かれています。
そして、犬を飼うということについてよく聞かれるようになりました。

そんな時、はっきりと言うことが一つあります。
それは、損得だけを考えるといいことはないよと。

まず、お金がかかります。
どこまでお金をかけるかはそれぞれですが、ボクの場合は想像以上にお金がかかることに慌てました。
月に一回、飲み会を我慢すればいいと思っていたので、それはぜんぜん甘かった(-_-;)



お金以上にかかると実感しているのが手間暇、時間です。
散歩、食事、排泄などは365日必要になります。
週に3回などというわけにはいきません。
そして、人間と同じように怪我も病気もします。



お金・手間暇・時間をかけて手に入るのは目に見えないものだけです。



そして、その無形の何かに価値を感じれる人は犬を本当に好きになるのでしょうね。



庄助は4.5㌔の小さな生命体ですが、ちゃんと体温が伝わってきます。
喜怒哀楽が共有できます。



喜怒哀楽を何度も共有している中で「この子がどのような姿形であっても、どれだけ年老いても、唯一無二の存在だ」と感じる瞬間があったりします。



お金はいろいろかかりましたが、手に入ったものはお金では買えないものでした。

こういうものを経験した人が増えたら、社会に笑顔が増えるのにな。
なんて、大きなお世話なことを思ったりするのです。



少子化が進み、既存の産業が縮小している近年の日本ですがペット産業が伸びているのをご存じでしょうか。



少子化の影響でこれまで以上にペットを家族と意識する傾向は強まると思います。
(実際にわが家もそうです)



個人的にはワンコとのプライスレスな時間を一人でも多くの人に体験してほしいと思います。

同時に辛い思いをするワンコがいなくなることを祈っています。
飼われるワンコが増える一方で、捨てられるワンコも増えています。
保護犬のボランティアなどをされている方もいて、頭が下がります。
でも、どうかそのようなボランティアがこの世から必要なくなることを願っています。



また、行き過ぎたペット産業にだけはならないで欲しいと切に願っています。
(すでに、その傾向は強まっていますから)
命と関わる産業なのですから、儲かれば何をしてもいいというのは困ります。

それに対しては、企業倫理を持たない会社からは買わない。
そのことをわれわれ飼い主側が示していくしかありませんね。



今日6月15日は、ボク達夫婦が庄助を迎えた日です。



わが家にやってきてたった4年、そして、もう4年、いつのまにか4年です。
そしていま、この子がいない時のことがはるか遠い昔に感じるくらい存在感があります。



親ばかだと笑われるかもしれませんが・・・



ボクは毎日声に出して「お父ちゃんは庄助が大好きだぞ」と言ってます。

恥ずかし気もなくそんなことを言える存在がいるというのはなかなか幸せなことです。