あのJUJU が主題歌「sign」を歌っているので気になっていた、映画 「麒麟の翼」 のDVDをTSUTAYAで発見。お盆休みの後半、時間もあったので早速観てみました。
「sign」の歌詞からするとラブストーリー、DVDの解説からすると単なる刑事ものかと思っていましたが、あにはからんや、なかなか感動ものの作品。
日本映画に有りがちな嘘臭さがなく、ストーリーが緻密でなかなかの傑作、最後まで見入ってしまいました。阿部寛、中井貴一、新垣結衣の好演も印象に残ります。
但し、肝心の主題歌「sign」はエンドロールの時に一度流れるきり。良い曲だけに、少し物足りなかったなー。
で、ストーリーの原点になる日本橋の麒麟像。日本橋は何度となく通っているのですが「確かそのような像があったな・・・」程度の印象しかなく改めて見てみたくなり、行ってきました。
この麒麟像、ネットで調べてみると興味深いことが。明治44年に完成した現在の石造りの橋。この装飾を和洋折衷様式とすることになり、照明灯の青銅製装飾金物に東京の繁栄を表す麒麟を、そして守護を表す獅子をそれぞれ配したそうです。
そもそも想像上の生き物である麒麟、基本的には翼は無いそうですが、日本の道路の起点となる場所であり日本橋から飛び立つと言うイメージからあえて翼を付けたとのことです。
この、翼が付いた麒麟からこの映画の原作を書いた東野圭吾という作家、素晴らしいと思いました。
それと、この映画でもう一つ認識を新たにしたのは水天宮。そもそも、安産、子育ての守護との認識でしたが、水難除けにも御利益があるとのこと。時々は船に乗る小生としては、改めてお参りをしてみたいと思います。
ともあれ、麒麟といえばビールのラベルしか思い浮かばなかった小生。この映画のおかげで日本橋新発見、東京新発見をすることが出来ました。
暑いさなかの街歩き。汗もかいたし麒麟でカンパイ!ですかね。