天国の息子の時も沢山の苦しいことが
あったけれど、今の息子も
割と大変なことが多かったと思う。
とても悩んだ。
親としてどうしてあげられいいのか。
何度か書いているけれど
息子は小1になった途端、
集団になじめなくなった。
45分間×4時間座っていることがまずできず、先生の話を聞き続けることができず、
おちつきがない。
そのことでこまか~いキチキチのとてもまじめな先生からとても注意を受けるようになり、
毎日がストレスで段々と荒れる子になっていきました。
私には毎日先生から電話があり、
息子がどれだけ悪いことをしたのか
(聞くと笑えることだらけだったのだけれど)の報告をくれるのでした。
私も気がおかしくなる寸前。
息子もどんどん悪くなり、
お友達とのトラブルも増えていきました。
友達を殴る、ける。
口が悪くなる。
友達の目を鉛筆で刺そうとする。
そんなことも在ったようです。
うちではいつもの優しい息子なのに、
学校に行くと豹変。
私の知る息子ではなくなっていました。
息子は学校が大嫌いになり、
朝はひとりでは行きませんでした。
1年の間はずっと、朝、
送って行っていました。
私はカウンセラーとして、冷静に先生と話す努力をつづけていました(先生のカウンセリングをしていたような・・・・)
が、最終的には限界。
3学期には学級崩壊を起こしたクラス、
起こさせたいわくつきの先生に
ぶちぎれてしまいました。
お前のせいで、
息子はこんなにひどい子になった。
楽しみにしていた小学校生活がこんなに親子で苦しいものになったのはあなたのせいです。
あなたが担任じゃなければどれだけよかったか。と言い放ち(本当に言いました)
校長には
こんな先生を置き、何もしなこの学校は大嫌いです!!こんな学校なくなればいい!
とも言いました。
息子はすっかり、大人を信じず、
毎日ダメ出しされ続けた結果、
自尊心はぼろぼろになっていました。
2年生になったらどんな担任なんだろう。。。私も息子も憂鬱でした。
でも、2年の担任が素晴らしかった!!
他の学校から何年振りかに再度息子の小学校に赴任してきた先生。それが加藤先生でした。
旦那さんも学校の先生で余暇を使って不登校の親子のカウンセリングをしているという心に問題を抱えた子のプロでした。
2年になっても息子は荒れ続けていて、
もちろん、教室にいない、いられない、
うろうろする。ルールは守らない。
上履きははかない。時間は守らない、
集団行動は一切できない、感情のコントロールができず、怒ると手が付けられない。
そんな状態でした。
相変わらず先生にもくそばばあという。
クラスを乱し、お友達からも煙たがられる問題児でした。
でも、先生はそんな息子を見事に立て直してくれました。
まず、ズタボロになった自己肯定感をとにかく上げる取り組みをし、息子の居場所作りをしてくれました。
集中力が続かないなら、気晴らしに好きな本を読んでいい。教室に居られないなら、他の場所でも勉強していいと校長室、職員室、保健室、図書室と居場所を作ってくれました。
この取り組みは高学年になっても残してもらいました。小4までは続いたルールでした。
とにかく柔軟に息子にあったことをしてくれました。そして、こうした特別待遇を他の子が羨んだり、ねたんだりしないように、クラスのみんなに自分ができることでもできなくて苦しんでいる子は世の中にはいる
(息子がそうでした。)
そういう時にはできる人は出来ない人を助けてあげて欲しいということを説き、
クラス一人一人をほめてのばしクラス作りをしてくれました。
息子はお陰様で沢山助けてもらい、
誰一人からも嫌われることがありませんでした。
おまけに、息子にもクラスのみんなに役立つような関りを提案してくれて、
息子がいいことをしたら、シールを貼ってくれて、そのシールがたまると、クラスのみんなにご褒美があるというシステムを作ってくれました。
時には遊びの時間を作ってくれたり、
時には宿題がない日だったりとクラスのみんながしたいことをさせてくれていました。
息子も自分がみんなの役に立つのが嬉しくて、1時間でも多く座っていられるように努力をしていました。
先生はよくお母さんの精神状態は一番大切。
いつも笑ってあげていてください。
お母さんに心配をかけることが息子にとっては一番ストレスだから、お母さんには笑っていて欲しい。だから、学校でどんなことがあっても、悪いことは伝えません。
いいことしか言いません。
と約束してくれて、本当に最後までそうしてくれました。
きっと、保護者の方からも色々と言われていたと思います。でも、1つも悪いことは耳に入れてきませんでした。
連絡がある時には、いいことがあった時だけ。
私は毎日安心していられました。
そんな先生のおかげで息子がだんだんと大人を信用し、クラスに居場所を見つけ、遅かったけれど、2年の3学期になって、初めて、全部の時間クラスに居られるようになったり、座っていられるようになりました。
思い返すと、ながかったな( ´艸`)
先生が嬉しそうに、
「〇ちゃんが、初めて全部の時間、座ってられました!」と連絡してくれたのはうれしかったな。そして、〇ちゃんがくそばばあと言っても、これは本当の〇ちゃんじゃない。と思って接し続けてくれたことには感謝しかありません。
2年生で随分と落ち着けた息子。この先もまだまだ色々とあったのですが、とにかくこの加藤先生には感謝しています。のちに本当は1年を持つ予定で赴任してきたけど、校長にどうしても見てもらいたい子がいると頼みこまれ2年を持ったと聞きました。うちの子です
校長にも感謝
加藤先生は今は早期退職してしまい、教員ではないけれど、いつまでも、いつまでもご縁を続けていきたい先生です。
子供は親を選べないように学校のせんせいも選べません。
だから、親も教員も、そのことを重々意識したうえで、子供と向き合っていくことが大事なんだと思います。
素晴らしい先生との出会いに感謝です。
あ~長かったね(笑)
最後まで読んでくれたあなた、
ありがとう。