こんにちは、心理カウンセラーの佐織です。
今日は誰かのことをとっても
嫌っている人
嫌いを通り越して
憎いとさえ思っている人
に読んでもらえたいいな~と思い書きます。
題して
「憎しみに終わりはあるのか?」
しばしお付き合いください。
さて、誰かを憎んでいる人、
心底嫌っている人にまず質問です。
憎しみに終わりってあると思いますか?
憎んでいる相手や嫌いな相手を許したり
その相手に感謝したりできる日が来ると思いますか?
今まさに憎しみのピークにいる人は
そんな日が来ることはない
と思っているかもしれませんね。
その気持ち分かります。
何故って、以前の私がそうでしたから。
けど、
今は違います。
そういう日は「来て」
相手を許せる日は「ある」
と思うようになりました。
その日を向かえるには、
過去の出来事や感情に縛られることなく
未来を見つめて生き
自分の全て
今まで送ってきた人生を
丸ごとを愛せるようになることが
必要なんだなと感じています。
そうできると、
自分の中から
憎しみというものは完全になくなり
憎いと思っていた相手のことも違う視点で見え
穏やかな気持ちで相手に感謝できるようになるのだな~と思います。
そう思うのは、実際に私がその境地になれたからなんですけどね
え?カウンセラーなのに??今、それ?!
人を恨んだりすることがあるの?
そんなことがあるの??
信じられない!
と思う人もいるかもしれませんが(汗)
カウンセラーも1人の人間です。
色々な感情を持っています。
もちろん、嫌悪とか憎いとかいう感情もね。
過去の出来事に対してまだ昇華できていないこともありました。
ただ、人の気持ちが癒える工程をしっているので、その時が来るまで
放置でいいと思いそうしてきました。
感情の清算には
時間と自分の心の成長が必要です。
すぐにはできないことなんです。
その心の成長のタイミングが
私の場合は昨年でした。
それは乳がんに罹患したことがきっかけでした。
病気になると、どうして私がこんなことに・・・
と誰しも思うものですが、原因を探ってみると
私の場合はその原因に怒りがあるなと感じました。
怒り・・・
人に対しての怒り、
自分の歩んできた人生への怒り、
自分自身への怒り・・・・。
それらがまだ根付いていたことに気付かされました。
これでよかったんた。
と思って前向きに生きてきた今までの人生に対しても、それは表面上そう思っていただけで、心の底からはそう思えていないこと、
許したと思っていた1度目の離婚相手のことも
全部のわだかまりがなくなってはいなかったこと、
2度目の離婚相手とその母親へ対しての憎悪、
様々な怒りが私の中に存在していました。
それに気づき、ああ、こんなにも沢山の怒りの感情が渦巻いていたのなら、
自分を攻撃する癌になってもおかしくないな。
と思ったのです。
そうかそうか、私はず~と怒っていたのね・・・・。
そう思うと、
不思議と
すーっと
楽に感じられ、
全てを受け容れ、すべてを愛そう
そう思えたのです。
この気持ちが昨年からだんだんと膨らみ
今は離婚した相手方には全く怒りがなくなりました。
とても穏やかな気持ちになることができました。
1度目の離婚相手へも本当の許しができたように思います。
亡くなった息子のことは、私と彼しか覚えていないこと。
そう思うと、息子のことを唯一話し合える相手なんだな。
って思うと、息子の思い出話を一緒にできたらいいな。
と思えるようになりました。1人でも息子の想い出を共通してくれている人が
いることは在り難い事です。
2度目の離婚相手にも感謝の気持ちを持てるようになりました。
今の子の父親である彼、
離婚してから6年くらいかな?
息子は頻繁に面会をしていますが、私は一度も口をきいてもいないし、
顔も合わせたことがありません。それほど嫌いでした。
けど、心境がかわって、見方を変えたら、
彼は離婚した後もとてもよく私たち親子の面倒をみてくれたいてのだと感謝の気持ちが湧いてくるようになりました。
養育費を一度も滞納することなく
きっちり満額支払い続けてくれています。
そのおかげて私たち親子は助かっているのは事実です。
再婚していて、お子さんもいる中、家計から養育費を払ってくれているなんて凄いことだと思います。
奥さんにも感謝しかありません。
それに、私が息子に叶えてあげられなかった弟が欲しいという思いを叶えてくれています。
再婚したのち男の子が生まれたようで、
息子に兄弟を作ってくれました。
このことにも感謝しかありません。
なぜって、息子が人生において助け合う兄弟がいることはとてもいいことだと思うからです。
自分に何かあった時に、息子が頼れる場所、
人が少しでも多い方がいい。
そう思うと、再婚してくれたことがとても嬉しくなりました。
そんなこんなで、だったら、もう泊りで面会をしてもいいのでは??
と思えるようになり、先方に相談したところ、快諾していただき、
今では泊りで父親の新しい家庭にうかがえるようになりました。
息子は、まだ赤ちゃんの兄弟と遊ぶことがとても楽しいみたいです。
奥さんも了解してくださり、温かく迎えてくれています。
こんなことって、滅多にないように思うから、
本当に、本当に感謝です。
結婚していた頃
別れた彼と私とは全くコミュニケーションが取れず、それが苦しみとなり、離婚に至ることとなりましたが、人としては、とても責任感と面倒見が良くて、こうして別れた後も配慮をしてくれていることにやっと気づけるようになりました。ただただ感謝です。
これは、私のケースですが、
あなたにも
憎い相手を許せる日が
くるといいな~
と思います。
なぜなら、もう分かってると思うけど
憎しみを抱いて生き続けることは
とても辛いことだからです。
ずっとその感情を持ち続けことってとっても疲れませんか?
そこにそれだけのエネルギーを注ぐことは
自分が消耗していきますよね?
それに、もしね
その時の自分の判断やそれを選んだ自分を責め
自分が精一杯やって来たことを
否定することにもなっていたとしたら
悲しすぎる。
自分の人生を恨んで欲しくないの。
自分を否定して欲しくないの。
あなたは精一杯やってるし、
やってきたのだから、
そんな自分を認めてあげて欲しいの。
憎い相手を許す。
感謝する。
なかなか、難しいことだと知っています。
けど、そこを是非目指して欲しい。
そうできた時に、本当の幸せが来ると私は思います。
いつかあなたにも、
穏やかな毎日が訪れますように。
佐織より
