今日はしっかりと話を聴いてますか?
聴いてもらえていますか?本当に聴くとはどういうことか!ということについて
実体験をもとに書きますね。
では、本題に入りましょう。
私には苦手な人種がいます。
これはカウンセラーのお勉強、いわゆる傾聴を学んでから苦手になった人達です。
具体的にいうと、相談した時、ぐちを言った時に私の気持ちをないがしろにして自分はこう思うや自分にはこんな経験があると勝手に話し始める人。
こういうことをされると話しをしたかった気持ちがしぼんで来る。
そして、なんだか未消化の嫌な気持ちが残る。
挙句には私が話しを聴いてもらいたかったのにいつの間にか私が相手の話しを聞く立場になってしまう。(* ̄Oノ ̄*)
こんな時はため息が出る。
まぁ、でもこれは女性同士だと致し方がないのかな~とも思うし、私は聴くことには慣れているし、何か聞くことで学べるかもしれないと思うから、なんとか我慢できる。
けど、どうしても我慢できないことが私にもある。
それは、すぐに指示、命令をする輩だ。
「だめだよ、そんな風に考えちゃ」
「○○した方がいいよ」
こんな言葉を何度聞いて聞いてきたか・・・・
夫婦問題を相談すると必ず言われたことがある。
「どこもそんなもんよ」
「男ってみんなそうよ」
「子どもの為に我慢しなきゃ」
そして、続きは必ずこう来る
「私もさ~~~」
ああ~~最低なパターンです。ここからいかに自分が我慢強く夫婦関係を守ってきたか、いかに辛抱してきたかという展開になる。
正直うんざりだ。
私のことを心配して言うと言うけれど、こういう人はそうじゃない
先にも書いたけれど、自分が我慢してきたことを自慢し、口に出すことで私はこれでよかったんだと自己満足と安心感を得、おまけに、あなただってそうすべきでしょ!!というメッセージが込められている。
しかし、こういう人はそれに気づいていない。
むしろ、この人の為に私は言っているのよ!
くらいの勘違いをしている。
(カウンセラーでも時々いますよね。こうしなさい的なこと言う人って・・・)
皆さんの周りんもいませんか?こういう人
こんなことをされると、私は我慢ならないのです。
コミュニケーションをとるうえで相手を理解するうえでしてはならないことにがあります。
その中の一つに指示・命令があります。
また、何よりも人を不快にするのが、一つも自分の気持ちを汲んでくれないことです。
だいたい言われなくてもわかっているんですよね。
もう少し我慢すべきじゃないのか。とか
私の勝手なんじゃないのか。とか
もっと違う考えをしたらいいのね。とか。
分かっているんですよね。
分かっているけれど、そうできないことで苦しんだりしているのに、
そういう気持ちを分かろうともせずにいきなり、自論を言ってくる。
それも押し付けがましく。
こういう人ってそうなるまでの相手の立場と気持ちを考えていないですよね。
本当にデリカシーのないことだといつも感じます。
私にはこういうことをずっとしてくる友人がいました。
大親友だと思っていた人です。
けど、何か話すといつもお説教じみたことを言われ、話を最後まで聞いてもらえることはなく、いつの間にか私の話ではなく友人の話にすり替わってしまっていました。
今まではそういうこと、それでいいや。。。とさみしい気持ちで不完全燃焼ながらあきらめていました
けれど、カウンセラーの勉強をするようになってから、どうもこれはおかしいと感じるようになり、友人への反発心となって行きました。
だから、その友達にはあまり会わなくなっていきました。
けれど、離婚をする時にはそのことは伝えようと久しぶりにコンタクトを取りました。
そしたら、今までと同じ調子で
「ダメだよ!しちゃ。」「子どもに父親の悪口を言っちゃだめだよ」
真っ先に言われました。
なんだか、さみしかったですね。
なぜかと言うと、私のことを一番に考えてくれていないからかな
私がどうして離婚を決意したのか、そのことを悩んだろうとか、離婚を決めて不安じゃないのかとか、今の私に焦点を当ててくれずに、子どものことや離婚がいけないことということを言って来たからです。
私はただ、大丈夫?どうしたの?
と少し優しい言葉をかけて欲しかっただけなのになと、相変わらずの彼女の言葉に苦笑いでした。
今まではここで終わりなんでしょうが、自分の思ったことは伝えてみようと思い
本音を彼女に伝えました
「あなたは今まで一度も私の気持ちを汲んでくれたことがない。それがとてもさみしい」
と。
返事は
「返す言葉がない」
でした。この言葉に込められた彼女の気持ち、何を感じてくれたのか今は付き合いがないので分かりません・・・・・。
自分の気持ちを汲んでくれないことや
言われなくてもわかっていること、自分でもわかっていることを言われると人は反発心を持ったりします。
この経験からつくづくそうだな~と改めて感じました。
そして、私は相談された時には絶対にこんなことはしないと強く思いました。
何故なら、された嫌だということを重々知っているし、
傾聴を徹底的にトレーニングされたからです。
傾聴を重んじるカウンセラーはこういうこと絶対しません。
指示、命令、自己満足的な自分の話はしません。
正そうとする前に分かろうとせよ。
これをとても大切にします。だからじっくりしっかりとクライアントさんの話しを聴きます。
そして、聴くのは、クライアントさんが話している事柄よりもその裏に隠れている感情、気持ちを汲もうとします。
悔しかったね。つらかったね。切なかったね。嬉しかったね。安心したね。
とクライアントさんが話している事からそれによりどんな気持ちに今なっているのかを理解しようとします。
今目の前にいる自分を理解してくれることがどんなに嬉しいことか!
こうしてもらえると、心を開けるんですよね。
私も初めてカウンセリングを受けた時に、ああ、やっと私のことを否定せずに
丸ごと受けれてもらえる場所があった。ととても嬉しかったことを覚えています。
分かってもらえる人にめぐりあえたと思いました。
私は一人でも多くの人がしっかりと相手の気持ちをくみ取って話を聴ける人になってほしいなと思います。
(そのためにコミュニケーション講座をもっと開催して行こうと思っています。)
そうできる人は悩みを打ち明けられた時に相手が分かっているだろうことをあえて言わず、(分かっていなそうでも、気付きます。答が必ずその人の中にあるのだから)しっかりと相手の立場になって焦点を目の前にいる人に当てられる人だろうと思います。
もし、これを読んでくださっている人の中に
友人、同僚に相談された時、ついついこうしたら、ああしたら、これはだめ、あれはだめとはなから言ってしまう人がいたら、どうぞこれからは止めてください。
それは相手の為でもなんでもありません。
本当に相手のことを思う相談の受け方は
分かっていてもできないことの苦悩に共感し
話を聴くことで、相手が自分で解決策を発見していく
それをサポートしていくのことこそ、本当に相手を思って話を聴くことなんですよ。
最後にあなたの周りにはあなたの心の叫びを真剣に聴いてくれる人はいますか?
相談ごとがあればお気軽にお問合せ下さいね。
私はあなたの気持ちを一番大切にし、心が軽くなるようにサポートさせていただきます。
明日のあなたが笑顔ですごせますように。
お休みなさい。
さおり