本日は午前中のみ、お休みをしました。(事後報告ですみません。)
午前中に電話を3回もかけてくれた損保さん、申し訳ありませんでした。
留守したのは、こちらの研修に行ってました。↓
静岡に旅立つ前に、部品発注と画像伝送は済ませてからの一人旅。
行きはあまり天候がすぐれませんでしたが、帰りは爽やかなドライブでした。
さてタイトルのダイハツR59ですが、配合表通り調合した色と、現車の色の差がかなりありまして、かなりの補正を・・・。
クルマは新車ほやほや~、2,000キロしか走っていません。
今後も入庫する可能性があるので、備忘録。
配合表は、ダイハツミラココアR59-013を選択。
配合表通りの一発目はこんな感じ。↓
正面が暗い、パール感が足りません。パールはゴールド系、レッド系、ホワイト系の3タイプが4種類入っています。
スカシは合っているように見えますが、肉眼では赤みが強い状態。
まずは、正面のパール感の違いを補正します。
写真では判りにくいですが、ゴールド、イエロー系の輝きが欲しいので、0198と0192を選択して、まず30%追加。
あっ、いきなり30%も入れてません~、10%入れて、変化の具合を確かめてから30%補正することに。
上が最初の塗り板、下がパール30%補正後。
スカシも薄く白さが増しました。が、赤みは抜け切れていません。
正面もまだ濃い方向なので、同じくパールを10%追加。トータル40%追加と。
正面、パール感はOKですが若干赤みが強いです。
ただ、上の塗り板とははっきりと違いが判別できます。
スカシは?
肉眼ではまだ赤みが強いです。スカシを青白くしましょう。
0250を5%追加、3018も3%追加。
スカシを青白く補正すれば、正面の赤身も青い方向に向かいます。
調色ライトの光加減で写真では違く見えますが、正面は赤みも改善されました。
欲を言えばグリーン系の輝きが欲しいように感じますが、配合表にはグリーンパールはありません。濁ると嫌なので、入れませんけど・・・。
スカシは赤みが和らぎ、青い方向になりました。
これで、調色完了~。
パールを40%補正なんて、滅多にありません。
塗料メーカーさんからも今後、現車に近い配合表が随時追加されていくと思いますが、今回はレアなケースです。
色を合わせるのは大事な仕事ですし、技術力のわかれ目、塗料メーカーさんに頼ってばかりでは作業が成り立ちません。
Kさま、お待たせしておりますが、今週末には完成予定です。