立ち座りが苦手な高齢者の特徴と3つのポイント | トレーニングスペースアローのブログ

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成城•祖師谷・経堂エリアの理学療法士のみで行っている、パーソナル×加圧トレーニング・コアコンディショニングの施設です。

こんにちは
アローの北村です



今回は

普段、私が高齢な方と接していて

気にして見ている部分を紹介します




もし、ご自身のお近くに


立ち座りが苦手な方がいたら


ぜひチェックして頂きたい3つのポイント 




足の怪我でのリハビリ、

脳梗塞後遺症の方、

虚弱高齢者の方を診ている方、



そんな方々に参考になれば嬉しく思います




一つ目、

『足元』



二つ目、

『股関節』



三つ目、

『背中』
(↑細かく言うと背骨ですが)


について焦点を当てます



まず一つ目の

『足元』ですが、



運動中、皆さんは目の前の高齢者の足元見ますか



足元は見なくても姿勢は見ますよね


良く見るのは

骨盤が後ろに傾き、

背もたれに寄りかかるように座っていたりしますよね





でも、足元を見ると、

足腰が悪い人程、後ろに寄りかかり

足先が浮いている方もいます



あ、たまにつま先だけ着いて

後ろに仰け反っている方もいます





これはいけません



このまま運動を始めるのもあまりオススメ出来ません






まずは

ちゃんと足裏を床につけてみて下さい



足に注意を向けてないと

立つ前の準備が出来ていないのと一緒です




着いていない状態なら、



声かけする。足踏みしてみる。足元を見る。






私は

まず床と足の接地面が十分にある状態かを

評価してから運動を開始するようにしています





以外と良い効果出ますよ





二つ目は

『股関節』


(股関節がわからない方!
北野武さんのコマネチでお馴染みのあの部分ですよ)





この部位を曲げる事が出来るかが、

前方に体重を移動出来るかを大きく左右します




「背中を伸ばしたまま身体を倒す」

くらいの指示で動ける方は優秀です




大体の方は、背中を丸め、

頭だけ前に出すように動き出します






頭を前に持ってくるイメージより、

ヘソや胸を前に出すようなイメージで伝える






まずは、股関節を曲げる事を練習してみて下さい






三つ目は

『背中』ですが、


これは二つ目と重複しますが、

背中が真っ直ぐかどうかです




背中が真っ直ぐである事は

下半身のパワーを発揮し易くなるので

とても大切です




椅子に掴まって立ち座りを練習する場合でも


背中は真っ直ぐを気をつけてみると


良い効果を発揮出来るかもしれません





立ち座りが苦手な方は

自分の姿を客観的に見る事が苦手です




この3つのポイントを


治療や体操の中で


注意しながら再学習してみると


普段の立ち座りの安定感が


アップするかもしれませんよ






先日集団体操の中で

この3つのポイントを外さないように



1、足元に注意を向ける

2、股関節を曲げるような動きを出す

3、背中を伸ばさないと届かない動き




そんな事を考えながら

体操やレクのメニューを作成してみました



何かの参考になったら嬉しく思いますが、






そんなのとっくにわかってるわぃ







って皆さんには言われそう…笑アハ



理学療法士トレーナー 北村



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