専修大学文学部心理学科に進学してようやく心理学が学べる喜びは強かったです。
ちょっとした自慢として2年間で100単位以上取得し、
卒業までは残り2年で30単位と卒論程度となるぐらいには勉強しました。
また、1年次の成績上位者に入り、特待生試験を受け、
残念ながら1番にはなれませんでしたが2番目で通り、2年次の年間授業料は免除になりました。
この時の1番の人はとても優秀な方で、その後大学院に大脳生理学で進学してます。
あの人に負けるのは仕方ないと思える人でした。
様々な心理学の講義の中で特に楽しかったのは
・認知心理学
・発達心理学
でした。
吹奏楽をやっていた関係で、音楽の人に与える感情価という心理学の研究に興味を持ちました。
臨床系で音楽療法なんてものもありますしね。
なお、自分でも実験しましたが音楽が感情に訴えかけるには、
基本的には同じ曲を繰り返し聞く必要があります。
初めて聴く曲より何度も聴いた曲の方が感情揺さぶられるんですね。
体感的に納得する方多いのでは無いでしょうか。
また、発達心理学では赤ちゃんがいかに物事を早い段階で理解しているか、
人の力(脳の力)に驚かされました。
例えば、
高さのある、台が透明のテーブルに赤ちゃんを座らせます。
3ヶ月の赤ちゃんは特段反応を示さず、動いたりします。
6ヶ月の赤ちゃんは固まって動きません。
自分が高いところにいることを分かっており、落ちる恐怖で身動きが取れないのです。
まだ言葉を話せない赤ちゃんだけれどもあっという間に脳が発達し成長し理解していく。
人、脳の力に感動を覚えた講義でした。
そんなこんなで楽しく学んでいましたが、徐々に卒業後の進路を本気で考える時期が近づきます。
悩んだ結果、臨床心理士は諦め、IT系に進むことにしました。
①一番望んだスクールカウンセラーはとにかく給料が安い
→自分一人の生活がやっとでは心許ない。
②心理学を学ぶ過程でパソコンに触る機会が多々あり、そちらへの興味が強くなった。
特に②について
心理学科専用のパソコンルームが複数あり、さらにLinux環境も整っていました。
なぜかと言えば、心理学は実験で得たデータの統計処理が必須であり、
統計処理にパソコンが必須でした。
また、実験レポートにTeX(テフ)が推奨されており、当時TeXの環境としてはLinuxが最適でした。
心理学科は一学年50名程度と人数が少なく、他学年との交流もありました。
パソコンルームの主のような先輩から教わることも多く、色々と自分で試していって
どんどん楽しくなっていきました。
試す→結果を見る→理解する→新たな疑問を得る→試す→結果を見る→理解する・・・
この流れが私は好きなんでしょうね。
ちなみに、この過程で自宅のPCを何度間違えてシステム領域壊し何度再インストールしたことか。。。
こうして、臨床心理士を目指して入学した専修大学でしたが、
SE(システムエンジニア)として就職目指そうとなったのでした。
大学時代の自慢2つめで、4年間の成績でCは無くBも数えるだけでほぼAでした!
余談ばかりですが、大学で心理学学んだので認定心理士の資格を「申請すれば取得できる状況」です。
認定心理士とは、「心理学の専門家として仕事をするために必要な,最小限の標準的基礎学力と技能を修得している,と日本心理学会が認定した人」のことです。
認定心理士資格申請 | 日本心理学会 (psych.or.jp)
日本心理学会が認定した、なので民間資格です。
というか心理系の資格は当時国家資格は無く、今でも臨床心理士(いわゆるカウンセラー)は民間資格です。
ところで最近知りましたが、公認心理師という国家資格が2017年に施行されたのですね。
大学卒業程度で受験資格あるんでしょうかね。少し調べた程度では分かりませんでした。
こうやって振り返っていると色々と思い出して、心理学への想いも蘇ってきますね。
次へ続く