28日まで開催されていたFOMC(米連邦公開市場委員会)後の声明が注目されていましたが、結果は予想に反し、12月の利上げの可能性を残すような声明でした。
FOMC直前まで多くのエコノミストや評論家は、中国ショックやさえない米国の指標などを根拠に「年内の利上げはほぼなくなった」「来年3月の利上げもなくなった」とする悲観論が大勢を占めており、今回もし利上げについての言及がなければ、利上げが遠のいた→ドル安・円高に振れていた可能性が高かったです。
9月利上げが見送られた時には株価は下がりましたが、今回は上がりました。
しかし、今回ドル=円も121円を突破したところでまた120円台半ばまで戻りました。決して12月利上げが決まったわけではなく、米国の指標次第では利上げに踏み切れないと見る向きもあります。
12月までは、これから雇用統計、米ISM景況指数などの発表が控えます。
まだまだ利上げに踏み切るかは五分五分で、「噂で買って事実で売る」のとおり、利上げ→米国の株価低下か、利上げ→ドル高・円安で上昇か利上げしてもどちらに転ぶかはわかりません。
とりあえずは来週金曜の雇用統計が注目ですが、あまり情報に振り回されないようにしたいところです。
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