今日の日経平均は、米国の量的緩和縮小見送りのニュースを受けて、260円高の1万4700円台にまで上昇しました。
量的緩和縮小が既定路線と見られていましたが、縮小に積極的だったサマーズ氏の次期FRB議長就任辞退なども大きく影響していると思います。
バーナンキ議長は、「状況を見ながら」としており、未来永劫量的緩和をつ受けるわけにはいかないでしょう。
しかし、回復基調の米国経済を一気に冷やしかねないという懸念があったのでしょう。
米国が最も重視する雇用統計もまだまだ満足のいく数値ではないということがあったと思います。
量的緩和の継続は、今まで通り新興国への資金流入、金への流入が再加速する可能性もあります。金価格も一時1370ドル台まで早速上がりました。
日本の相場としても今後、長期金利の低下・円高傾向に戻る可能性もあります。米国の景気回復は、不動産銘柄やREITには好影響だと思いますが、輸出企業には逆風になる可能性もあります。
米国の財政赤字への懸念も加速する恐れもあります。