伝統の早稲田ラグビー部が生まれ変わり、絶対的最強王者帝京ラグビー部に9年ぶりに念願の勝利! | 坂本龍馬(野球、ラグビー、映画、筋肉)ブログ

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昨季連覇が途切れたものの、多くの現役日本代表を輩出し、大学ラグビーの絶対王者として長く君臨していた大学ラグビー最強チームである帝京大学に対して、伝統校の早稲田大学が挑み、34対32で9年ぶりに対抗戦勝利しました。

長い間、余りにも大きな壁として立ちはだかっていた帝京大学に対して、早稲田大学がブレイクダウン(接点でのポール争奪戦)、コンタクトプレイ、ディフェンス、セットプレイ(スクラム、ラインアウト)、フィジカルの改善に乗り出したのが今の4年生が1年生の時、今や当たり負けしなくなってきたのが印象的で、この期間中に卒業していった選手達含めて、歯を食いしばって鍛錬してきた選手達と関係者の方々には敬服致します。

試合前評判では、今季ここまでの試合ぶりから、早稲田に分があると見てましたが、そこはさすがの帝京でした。アンストラクチャーな展開に持ち込みながら、接点で圧力をかけ切り札のバックスリーで決める、更に体格に優れた留学生2人を後半にとっておき更に接点で食い込み、試合をスローテンポにして早稲田の強みである速さを消す、老獪な試合運びでした。

早稲田はディフェンス被りやマーク受け渡しミス等が相次ぎリードされましたが、最後まで諦めずに食らいつき、残り時間約10分からの2トライ、最後はチームが一つになり、あの絶対王者の帝京に逆転勝ちしました。

帝京の前半のトライにはアクシデントや偶発的なトライがいくつかあり、再現性がないものでした。一方で早稲田のトライ、特に残り10分の2本のトライは、特にギャンブルすることなく、数的優位を作り理詰めで取ったトライでした。この辺りのトライ迄のプロセスを考えると、正直な所、結果として接戦にはなったものの、力差はあると思いましたが、この力差を接戦にしてしまう老獪さや試合運びの巧さも、帝京が絶対王者だった所以であり、実力なのだと思います。

早稲田はチーム全員の勝利ですが、その中でも光ったのが早稲田スクラムハーフの斎藤直人選手、劣勢な試合展開の中で攻守に獅子奮迅の活躍が、試合終了間際の逆転勝利を呼び込みました。斎藤選手は現日本代表ヘッドコーチのジェイミージョセフにも代表候補として呼ばれた事がある逸材ですが、来年には桜のジャージを着ているかもしれません。

















 
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