早いもので、とうとう術後3年が経過
ルミナルB子なわたしの現在の治療はホルモン
療法のみです。
これまでの治療遍歴をざざっと書くと・・・
2012年9月 手術
2012年10月~2013年1月 抗がん剤 AC療法
2013年1月~現在 タスオミン服用
2013年10月~2014年10月 抗がん剤 TS1服用
2014年10月~現在 ゾラテックス3か月製剤使用
てな具合。
当初、ゾラテックス(LH-RHアゴニスト製剤)の使用は考えて
いなかったのですが、使用することに至ったきっかけは
卵巣のう腫 です
ちょうど2014年の3月頃だったかなと思うのだけど
ホルモン療法をしていると子宮体がんリスクが高まるという
ことだったので、健康診断で子宮体がんの検査を受けた
のですよね。
そしたら、検査の最中、子宮体がんの検査をしてくれた
先生が、なんだかとっても言いにくそうに・・・
「なおさん、子宮は大丈夫そうなんだけど、卵巣がかなり
腫れてるんですよ」 って。
その場で急遽、膣エコーをしていただいたのですが
何でも通常はアーモンド大のサイズの卵巣が、11cmぐらい
に腫れているということでした。
卵巣の腫瘍は手術以外の方法で細胞採取ができない
ので、良性と悪性の判断がつきにくいと言われていて
かつ、仮に良性だとしても、腫れがひどいと、捻じれたり
破裂したりする可能性があると聞き
片方の卵巣を摘出する手術をするかどうかという話に
まで至りました。
それで、私の中ではほぼほぼ手術の覚悟もついた頃・・・
婦人科の先生に、「もしかしたらタスオミン(タモキシフェン)
で卵巣に対して負担がかかっているせいかもしれない」
と言われ
乳がんの主治医とも相談の上、手術の前に、卵巣に対する
刺激をやわらげるゾラテックス(リュープリンと同じ効能、LH-
RHアゴニスト製剤)を試すことになりました。
昨年の10月。TS1の服用期間が終わるのを待って、ゾラ
テックスの使用を開始。
そしたら、本当にありがたいことですが
11cm ⇒ 10cm ⇒ 8cm
と、回を重ねるごとに、みるみる卵巣の腫れが引いてきて
ゾラテックスを始めて1年経った今は、卵巣の大きさも
アーモンド大に戻りました。
思うに、私たちが思っている以上に乳腺外科と婦人科
って情報交換というか連携がなくて
ホルモン療法で子宮体がんのリスクが高まるっていう
ことは、それなりに乳腺の先生も言うけれど
ホルモン療法が卵巣のう腫に影響するということは
あんまり理解されていない模様です。
もちろん、症状に個人差もあるし、ホルモン療法の副作用
も人によって出方がだいぶ違うので、断定はできません。
でも、タモキシフェンを服用していて、卵巣のう腫の診断
を受けた人は、手術の前にまずはゾラテックス(リュープリ
ンと同じ効能、LH-RHアゴニスト製剤)の使用を
まずは先生に相談してみてもらいたいなって思います