こんにちは、トラ森です<(_ _)>

 

先日のJB64ガチンコトライアルでは、64のオフロード走破性能の高さを見せつけられたワケですが…

その高い走破性能がもたらす「オフロード走行でのダメージ」についてお話ししたいと思います。

 

軸重比率(リヤを1とした場合のフロント軸重の比率)

JA11C 1:1.16
JA11V 1:1.07
JB23W 1:1.23
JB64W 1:1.19
 
この様にJB64はワゴンタイプにも関わらず軸重比率がJA11Cに近付き、バランス的にはとても良好な条件です。
ソコにブレーキLSDトラクションコントロールというデバイスが加わることで、従来のジムニーを上回る走破性能を達成したワケです。
「ナンでこんなモン付けたの?」と言われていましたけど、フレームに3rdメンバーやクロスメンバーが追加された理由も十分に納得できますね^^
そしてスズキがフレームを大幅に強化したように「よく走る」ということは「より頑強な対策が必要」というコトになります。
そもそもトライアルというのはオフロードで遭遇する急坂やモーグル・障害物等を人工的に模したコースを、コーステープで制限して難易度を上げる競技なので、基本的には一般的なオフロードでも起き得る要素が多々含まれています。なので、トライアル走行で起きる問題点はある意味、林道もトライアルも共通します。
そんなトライアル走行で、下回りで最も大きなダメージを受けたJB64のリヤアームピボットをご紹介します。
↓ 原因となった動画をご覧ください<(_ _)>
後半のコブのようなトコロで2回スタックしてから3回目にクリアした場面です。(脱出時にブレーキLSDが作動しますのでそちらもご覧ください。)
【車重の増加に加え、サスペンションチューン・ブレーキLSDによるトラクション性能の向上によって、オープンデフでのオフロード走行でもガードの必要性を証明した】
という結論に達しました。
 
そんなワケで、早速昨日から「リヤアームピボッドガード」の開発に着手しました(^^)
チューニングパーツというのは”楽しさ”や”反省点”に対して、開発者が必要性を感じたものをカタチにするべきものだと思います。
当たり前のことですが、本気で走って初めて解る必要性こそが皆さんのクルマに装着されてから強度を含め本物の機能を発揮するものだと思っています。なので、ガード類をはじめ対策パーツを開発するチューナーの皆さんが”想像だけ”でなく、本気で走ってモノづくりをしてくれるコトを願って止みません<(_ _)>
 
想像以上に下回りにダメージを負ったJB64デモカー…
かわいそうに…
「お前の痛みがみんなの痛みをなくすと思って頑張ってくれ!」と、心の中で話しかけながら完璧な仕事ができる様に
まだまだ頑張ります(^^)/