先月、スノーアタックから帰ってラジエター内の冷却水量を確認したら…


…ない(**)


…リザーバーには入っています(**)




下回りやエンジン各部を点検しても…


漏れた形跡はありません。。。




メカニックヤナピーと話した結果


「燃えちゃった?」という結論(++)



冷却水がエンジン内部に漏れてたみたいです(><)/



トライフォースカンパニーのジムニーブログ


で!


原因を確認するため色々と測定をしてみましたが…



…ヘッドに歪みはありません。


エンジンを降ろす直前の圧縮圧力は11.5。


③番だけが若干低めですがK6Aの使用限度は9.0弱だったので全く問題はありません。


ヘッドガスケットも問題なし!




…。



…?



…こうなると


…残るは「ヘッドボルト?」



測定してみたところ…


ヘッドボルトが0.3mmほど伸びてました(++)/~~~





デモカーの仕様はフルノーマルエンジンに加えて…


エキゾーストフルキット

インテークスペシャルキット(HKS・SQV仕様)

ツインチャージャーキット


スーパーチャージャーは以前当社で販売していたロトレックスのジムニー標準サイズに


タービンはA/R16のワンオフタービンでブースト圧1.55~1.6K。

(JB23-4型の場合、夏場と冬場ではブースト圧に0.10~0.13程度の差が出ますのでご注意を(**)/~~~)



ダイノデータで105馬力です。



セッティングは低・中回転域では少し濃いめでしたが


最高出力が出る高回転域ではダイノ上で若干のノッキングが確認できていました。


燃焼温度を下げるためにインタークーラー容量を上げて前置きにする予定になっていましたが


その前に不調に…。




症状としては…


アイドリングやパーシャルは正常ですがブーストが掛った時に


急にパワー感が鈍って、過給圧が不安定になり


設定ブースト圧の1.6Kまで上がらず…


オーバーシュート時でも1.3Kまでしか掛らなくなっていました(**)



…という事は



ヘッドボルトはテンションボルトなので伸びる材質です…。


とりあえず今回はMAX1.6Kのブースト圧で0.3mmボルトが伸びて


不具合が生じるというデータが取れました(^^)



ちなみに、ピストン&コンロッドは無事です(^^)





もし、ブースト圧を上げて走行しているユーザーさんで


↑このような症状が出たら…


ヘッドボルトが原因になっている可能性がありますね(^^)




…。


…「対策」ですね(**)


でも…ココが良くなったら他に影響出ますかねぇ。。。


…。


それでもダイノの105馬力(ローラーなら130馬力台後半)は魅力的なパワーだし…。


…何とかしなきゃですね(^^;





それにしても…


ラジエター内に冷却水がほとんどなくなってるのに


ノーマルの水温計は正常値を指しています(**)


怖いので…


まずは…当社のスイフトデモカーでも使っている


トラストさんのインフォメーター・タッチを付けてみようと思います(^^)


ジムニーの適合は取れていない型もあるみたいですが…


早速、トラストさんのミスタースイフト渡部先輩に連絡してみたところ…


当社のJB23-8型をトラストさんに預けてあるので適合を取る方向で動いていただけるみたいです(^^)/~~~





現在、JB23開発車両は心臓部(エンジン)を降ろされた状態で…


寒い寒い…工場の外に出されています(**)




エンジン組立室(?)を見てみると…


ヤナピーがバラしたK6Aのポート研磨をしてました(++)/


そーいえば…


ヤナピーが…強化コンロッドが何とかって言ってたなぁ…


「ピストン造って下さい!」とか言ってくるかなぁ…




とりあえず…


期待して見守ってみたいと思います(^^;/~~~