エクステリアをつくるとき植栽を施します。
植栽とは樹木や草花を素材として住む人や
生活スタイルに合わせてデザインして植えることです。
多くの植物の中から選んで植えるわけですが、
その土地の環境や周りの生活環境を考慮して
選定しなければならないです。
特に植物の性質を知っておかないと
管理上大変なことになります。
植えたときはデザインもよかったのに5年もしたら
大木になる木もあり、手のつけられなくなる例もあります。
好きな木を植える。
庭にあった木を植える。
といっても大きくなるのか?
葉っぱは落ちるのか?
病気、害虫は発生しやすいのか?
など最低限の性質を知っておかないと後で管理が
大変になり、最後には庭がうっとうしくなってしまいます。
いわゆる『ストレスの庭』です。
私は庭は 『デザインのよい庭』+『管理のない庭』=『癒しの庭』
だと思って日々庭を見ております。
だからいつも庭をみるときは、木と木の間をもとあければ
空間ができて圧迫感がなく広々とした感じが生まれるのになあ。
とか、ここに草が生え出したら広がって草取りが大変だろうなあ。
とか、ここに木の葉っぱが全部落ちたら掃除が大変だろうなあ。
とか、単なるデザインだけでなく、後々の管理のことまで
考えてエクステリア、植栽等のデザインを考えています。
エクステリアが完成してしまうと、その後は
すべてお客様の管理になります。
デザインだけはよくてもあとあとの管理のことまで
考えないと、泣きを見るのはお客様の方です。
業者でそこまで考えている人は少ないと思います。
どちらかというと、デザイン重視か
『いっぱい植えろ』『もっと植えろ』のどちらかではないでしょうか?
業者側で管理するときの飯の種ですから・・・。
自分の性格上庭はきちっとしていなければならないのですが、
シンプルだけれども斬新で、他と同じデザインは嫌、
管理しないという庭をいつも考えています。
わかりやすくいうと、ごちゃごちゃして、汚い、
どこにでもある庭は嫌いだということです。
特に管理面が大変な庭は大嫌いです。
これは私が庭師で植木の剪定時に大変な作業を
いつもしていることから感じ取っていることで
現場を知っているから感じ取れることです。
机上の空論ではありません。
つまり、 『現場を作るには現場に出ないとわからない』 ということです。
ひとつの木を例にとっても、毎年剪定している
木でも年によって伸び方が違うときがあります。
その年の気候などの要因にとってによって
伸び方が違うというのがわかります。
庭に葉っぱがたまっている場合、葉っぱひとつにしても
『歳だから掃除したくないんだろうなあ』
『掃除嫌なんだろうなあ』 とか
『ごちゃごちゃしているから庭に入りたくないんだろうなあ』
とか思ってしまいます。
現場で作業しているとそんな細かいことまで感じ取ってしまいます。
庭の管理ほど時間とお金を使うものはありません。
私はいつも 『管理のない庭』 を目指しています。