中朝国境:自民・加藤紘 氏や山崎拓氏らが視察
【延吉(中国吉林省)西岡省二】中国を訪問している自民党有志議員の「アジア外交・安保ビジョン研究会」(会長=加藤紘一元自民党幹事長)メンバーが29日、北朝鮮と国境を接する吉林省延辺朝鮮族自治州を訪れ、北朝鮮北部の様子を視察した。
一行は同日午後、北京から空路、州都・延吉に到着。北朝鮮と国境を接する自治州東部の図們を訪問。国境ゲートなどから図們江(朝鮮語名・豆満江(トゥマンガン))を挟んだ対岸の北朝鮮の町、咸鏡北道(ハムギョンプクド)南陽(ナムヤン)を視察した。
南陽は人通りがほとんどなく、国境橋を通過する車両もまばらだった。加藤氏は「4年前に訪れた時とあまり変わっていない。状況を早く変えなければ」と強調。研究会顧問の山崎拓前副総裁は「このままでは北朝鮮の発展は望めない。6カ国協議が決着して平和と安全の壁が取り除かれれば、人や経済の往来が始まる。そのためにも日朝国交正常化は必要条件だ」と指摘した。
毎日新聞 2007年4月29日 19時59分
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北朝鮮のアリラン祭 期間短縮
北朝鮮のピョンヤンで行われているマスゲームの「アリラン祭」が予定を短縮していったん打ち切られることになり、中国など外国からの観光客が集まらず、北朝鮮がねらったほどの外貨の獲得につながらなかったためとみられます。
アリラン祭は、北朝鮮が「世界に誇る芸術公演」と位置づけ、参加者延べ10万人とされる大規模なマスゲームで、今月14日から首都ピョンヤンの競技場で連日行われています。ところが、中国の旅行業界の関係者によりますと、このほど北朝鮮の観光当局が、来月25日までの公演の予定を5日までに大幅に短縮すると通知してきました。その理由は明らかにされていないということですが、中国に駐在する北朝鮮の担当者が旅行代理店などを回って、公演を見物するためのピョンヤン観光を盛んに呼びかけていたことから、外国からの観光客の不入りが背景にあるものと受け止められています。北朝鮮側は、ことし8月にアリラン祭を再開する意向ですが、中国のある旅行代理店は「アリラン祭が初めて行われた5年前の半分ほどしか客が集まらなかった。中国でも海外旅行が盛んになりつつあり、北朝鮮だけを魅力あるツアーとして売り出すのは難しい」と話しています。アリラン祭は、国威発揚と体制の引き締めに加えて、外貨の獲得が目的とみられていましたが、北朝鮮の思わくどおりには成果があがっていないことをうかがわせています。
NHKニュース
北朝鮮がマカオに新提案
マカオの銀行で凍結されていた北朝鮮関連の資金をめぐって、北朝鮮の当局者が、ロシアとイタリアの銀行を通じてこの資金を受け取るという新たな案をマカオ側に示し、調整が進められていることがわかりました。
これは、6か国協議の議長を務める中国の武大偉外務次官が29日、北京を訪れている日中友好議員連盟の代表団に明らかにしたものです。代表団によりますと、北朝鮮の当局者が28日、マカオの当局者と直接会談し、マカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア」で凍結されていた北朝鮮関連の資金を、ロシアとイタリアにある銀行を通じて受け取るという新たな案を示したことを武次官が明らかにしたということです。そして、マカオ当局がこの案に沿って送金が可能かどうか調整を進めているということです。また、武次官は、この問題の解決のめどはまだついていないとしたうえで、慎重に対処していく姿勢を示したということです。この問題をめぐって、北朝鮮は、資金が送金されたうえで受け取ることができなければ解決とは見なさないという立場を取っており、外国への送金業務ができなくなったマカオの銀行をマカオ当局が買い取ることで北朝鮮への送金を可能にする方法が検討されるなど、解決に向けてさまざまな動きが出ています。
NHKニュース