中国の格差、一段と深刻に アジア開発銀行が報告
【北京8日共同】アジア開発銀行(ADB)は8日、都市部を中心に急速な発展が続く中国では、ほかのアジアの発展途上国と比べても格差が拡大しているとの報告を発表した。
中国の現状について報告は、都市と農村の格差だけでなく、最近では都市内部でも格差が広がっているとして「均衡の取れた発展」からますます遠ざかっていると指摘。格差是正に向けた対策としては、「機会の均等」に向け貧困層に対する雇用対策や教育体制の整備などが重要と強調した。
所得格差の指標「ジニ係数」をみると、中国は1993年の0・407から2004年の0・473に上昇。インドでは同期間に0・329から0・362への上昇にとどまっており、ADBは、中国について「格差拡大がますます深刻になっている」と指摘した。
中日新聞:中国の格差、一段と深刻に アジア開発銀行が報告:経済(CHUNICHI Web)
北朝鮮の核放棄実現へ圧力継続=「6カ国協議重視」強調-米政府
【ワシントン8日時事】スノー米大統領報道官は8日の記者会見で、南北首脳会談の開催を「支持する」と述べながらも、北朝鮮の核放棄実現に向け、6カ国協議を通じて引き続き同国に圧力を掛けていく必要があると強調した。
マコーマック国務省報道官も記者会見で、南北首脳会談開催は「対話という観点からは前向きなステップ」とする一方で、「外交努力の比重は6カ国協議にある」と語った。
両報道官の発言は、朝鮮半島の非核化や北朝鮮への経済支援などは、あくまでも6カ国協議を軸に進めていくべきだとの立場を明確に示したものだ。
時事ドットコム:北朝鮮の核放棄実現へ圧力継続=「6カ国協議重視」強調-米政府
日本抜きで進む“融和” 拉致問題でも首相に試練
安倍首相は八日、南北首脳会談の開催について「朝鮮半島の緊張緩和を期待したい」と表向き歓迎した。しかし、北朝鮮との対話路線に傾斜する米国や韓国の動きは、“日本抜き”で進む関係国の融和を印象付けた。首相は参院選惨敗に加え、最大の外交課題である日本人拉致問題でも試練の時を迎えている。 (西川裕二)
六月には、六カ国協議米首席代表のヒル国務次官補が電撃訪朝した。中国も楊潔〓(よう・けつち)外相が先月訪朝し、金正日(キム・ジョンイル)総書記と会談。そして今回の南北首脳会談。
北朝鮮はこのところ、六カ国協議関係国との二国間外交を活発化させている。北朝鮮によるあからさまな「日本外し」でもあるこうした戦略は、日本にとって面白いはずはない。ヒル氏訪朝にも、麻生太郎外相は「安易に譲歩してほしくない」と米国にくぎを刺した。
今回の南北首脳会談決定を歓迎する首相は、その一方で「北朝鮮の非核化は六カ国で協議されている。韓国もその一員として対応されることを期待する」と述べ、韓国が先走りしないようやんわりけん制した。
政府は六カ国協議において非核化が前進することに合わせ、「見返り支援」のカードを使って、拉致問題の進展を目指す。だが、個別の二国間協議で非核化や北朝鮮への支援が進めば、拉致問題打開の場と位置付ける六カ国協議の意義が薄れてしまう。首相は八日、麻生氏を首相官邸に呼び、南北首脳会談で拉致問題の進展を促すよう韓国への働き掛けを指示した。
日朝関係は当面、月末に予定される六カ国協議の日朝作業部会が焦点となる。米国などが非核化の「次の段階」の年内履行も視野に入れるだけに、政府も拉致問題打開の糸口を見いだしたいところだ。外務省には次の日朝作業部会について「北朝鮮も拉致は解決済みという態度は取らないのでは」(幹部)といった期待もある。だが、北朝鮮の出方は依然不透明だ。
東京新聞:日本抜きで進む“融和” 拉致問題でも首相に試練:政治(TOKYO Web)