失踪者情報提供求めず 地村さん夫妻に県警参院特別委「連携を」
参議院拉致問題特別委員会が23日、県庁を訪れ、県や県警、支援組織「救う会」、 拉致の可能性が否定できない特定失踪(しっそう)者の家族らと意見交換会を開いた。 特定失踪者に関して県警は、拉致被害者の地村さん夫妻からの事情聴取などの際に、 情報提供の協力要請をしていないことを明らかにした。
意見交換は非公開で開催。救う会全国協議会副会長の島田洋一・県立大教授や県 警によると、委員から「地村さんに特定失踪者の写真を見せて、情報提供を求めたりし ないのか」などの質問に、県警側は今のところ行っておらず、今後も予定はないと答え たという。
委員は不満を示し、広野允士委員長は記者会見で「新たな情報も出てくる訳で、地村 さんや特定失踪者の会と連携を深め、強くやってもらいたい」と述べた。
特定失踪者に関して政府は、日朝協議で北朝鮮に情報提供を求め、「詳細な資料を 出せば調べる」との回答があったという。島田教授は「北朝鮮に調査しろと言いながら、 日本の警察が十分な事情聴取をしていないという事では、全く話にならない」と批判する。
県警幹部は「今まで拉致の捜査に全力を挙げ、地村さんにはその協力を求めていた。 警察庁の指示で動いており、失踪者について聴取しないと決めた訳ではない」と話した。
この日は県側が地村さん夫妻の近況などを報告し、小浜市の特定失踪者、山下春夫 さん(当時28歳)の兄寛久さん(85)や、旧三方町職員宮内和也さん(同32歳)の父 和見さん(70)らが、委員会に真相究明などを訴えた。
読売福井 02月24日
意見交換は非公開で開催。救う会全国協議会副会長の島田洋一・県立大教授や県 警によると、委員から「地村さんに特定失踪者の写真を見せて、情報提供を求めたりし ないのか」などの質問に、県警側は今のところ行っておらず、今後も予定はないと答え たという。
委員は不満を示し、広野允士委員長は記者会見で「新たな情報も出てくる訳で、地村 さんや特定失踪者の会と連携を深め、強くやってもらいたい」と述べた。
特定失踪者に関して政府は、日朝協議で北朝鮮に情報提供を求め、「詳細な資料を 出せば調べる」との回答があったという。島田教授は「北朝鮮に調査しろと言いながら、 日本の警察が十分な事情聴取をしていないという事では、全く話にならない」と批判する。
県警幹部は「今まで拉致の捜査に全力を挙げ、地村さんにはその協力を求めていた。 警察庁の指示で動いており、失踪者について聴取しないと決めた訳ではない」と話した。
この日は県側が地村さん夫妻の近況などを報告し、小浜市の特定失踪者、山下春夫 さん(当時28歳)の兄寛久さん(85)や、旧三方町職員宮内和也さん(同32歳)の父 和見さん(70)らが、委員会に真相究明などを訴えた。
読売福井 02月24日
拉致:元工作員、蓮池さんに「私も命令に従っている」
蓮池薫さん(48)夫妻拉致事件で逮捕状が出た北朝鮮の元工作員、通称「チェ・スンチョル」容疑者(年齢不詳)が、「私も命令に従っている。(拉致は)仕方がなかった」と蓮池さんに話していたことが分かった。チェ容疑者は朝鮮労働党の工作機関「対外情報調査部」に所属していたとみられ、警察当局は同部が拉致を主導、チェ容疑者に指示を出していた人物がいるとみている。拉致:元工作員、蓮池さんに「私も命令に従っている」-事件:MSN毎日インタラクティブ
蓮池さん夫妻は78年7月31日に新潟県柏崎市の海岸で拉致された。蓮池さんの話から、拉致された際「たばこの火を貸してくれ」と殴りかかってきた男が、チェ容疑者だった疑いが出ている。拉致後、監視役として夫妻のそばにいたが、いったん姿を消した。
チェ容疑者は北海道出身の小住健蔵さんに成りすまして取得した旅券で、83年にマレーシアへ渡航したまま所在不明となった。警視庁は85年、スパイ事件「西新井事件」を摘発し、当時「朴」と名乗っていたチェ容疑者の逮捕状を取り行方を追っていた。
チェ容疑者は再び蓮池さん夫妻のもとに戻り、子供たちが04年5月に帰国するまでいたことも判明。警察当局は、チェ容疑者が警視庁の摘発で工作員としての活動ができなくなり、監視役をするなどして暮らさざるを得なくなったとみている。
対外情報調査部は、拉致や破壊工作、海外からの韓国侵入が主な任務で、地村保志さん(50)夫妻拉致で逮捕状が出た辛光洙(シングァンス)容疑者(76)も所属していたとされる。警察当局は同部が複数の日本人拉致事件を主導していた可能性があるとみて実態解明を急いでいる。
◇「これを機に進展を」家族会会見
2人に逮捕状が出たことを受けて、拉致被害者の家族会メンバーが23日、東京都内で記者会見した。代表の横田滋さん(73)が「これをきっかけに(拉致問題が)進展することを期待する」と述べるなど警察の動きを評価した。
副代表の飯塚繁雄さん(67)は「こういう要求を強め、北朝鮮が『本当に日本は怒っている。被害者を早く帰した方が得策だ』と考えるよう、彼らを追いつめていきたい」。また、横田早紀江さん(70)は「本当に長い年月だったが、一つ一つの積み重ねでここまできた。苦しみ続けてきた被害者や家族の人生が、どこかできちんとされるまで、頑張りたい」と語った。【西脇真一】
◇「国家的意思を証明」警察庁長官
警察庁の漆間巌長官は23日、定例会見で「(辛容疑者ら)2人に指示する人間がいたと分かってきた。(拉致が)国家的意思だと推定することが証明できたのではないか」と述べた。また、「拉致は特定のグループがそれぞれ日本人化教育などのために行っていたとみられていたが、何らかの形でつながっているのではないか」との見方を示した。
毎日新聞 2006年2月24日 3時00分 (最終更新時間 2月24日 3時09分)
地村・蓮池両夫妻の拉致事件、辛容疑者ら国際手配へ
1978年7月の地村保志さん(50)、蓮池薫さん(48)両夫妻の拉致事件で、警視庁と福井、新潟両県警が、北朝鮮工作員の辛光洙(シン・グァンス)(76)と通称「チェ・スンチョル」の両容疑者の逮捕状を取ったことを受け、警察庁の漆間巌長官は23日の会見で、「2人とも朝鮮労働党の対外情報調査部に属しており、北朝鮮の国家的意思が強く推認されるという状況が証明できた」と語った。地村・蓮池両夫妻の拉致事件、辛容疑者ら国際手配へ : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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同庁は来週にも国際刑事警察機構(ICPO)を通じ、両容疑者を国際手配する。
漆間長官は、田口八重子さん(78年6月に拉致)が教育係をしていた大韓航空機爆破事件の金賢姫元死刑囚も対外情報調査部に所属していたとして、「工作員の教育などで、(北朝鮮工作機関の)特定のグループがつながっていると考えている」と述べた。
(2006年2月24日1時41分 読売新聞)