拉致被害 支援求め年頭署名活動 福岡市 増元照明さんも参加
「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(家族会)を支援する「北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会」は5日、福岡市・天神で北朝鮮への制裁の強化や拉致被害者の全員救出を求める署名活動を行った。/n[拉致被害 支援求め年頭署名活動 福岡市 増元照明さんも参加] / 福岡 (都市圏,北九州,筑豊,筑後) / 西日本新聞
同会は毎月、街頭署名活動を実施している。今年最初の活動となる今回は、家族会の増元照明事務局長(52)も参加。福岡の会の約30人の会員とともに通行人らに拉致問題の早期解決を訴えた。
増元さんは「拉致被害者を救出することで(日本が)国民を守る独立国家であることを国際社会に示すことができるのではないか」と訴え、「署名の一筆一筆が(北朝鮮にいる)私たち家族の生きる力になると信じている」と署名への協力を呼び掛けた。
福岡の会の松尾和幸事務局長(37)は「拉致問題に関する署名は2007年末までに全国で580万人分を超えた。600万人に達したら首相に会いに行きたい」と話した。
拉致、もっと関心を 家族会前代表・横田さん講演
【石狩】北朝鮮による拉致被害者家族会前代表の横田滋さん(75)の講演会と、長女めぐみさんの救出を求める横田さん夫妻の闘いを描いたドキュメンタリー映画「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」の上映会が五日、石狩市の花川北コミュニティセンターで開かれた。/n社会 北海道新聞
拉致問題の早期解決を求めて石狩市民有志が結成した「Ishikariブルーリボンの会」の主催。横田さんの父庄八さん(故人)が同市で育った縁もあって実現し、約八百人が石狩や札幌などから集まった。
横田さんは「拉致の疑いで届け出のあった行方不明者は日本国内だけで約四百八十人いる」と拉致問題の重大さを示し、「国民が関心を持ち続け、世論を盛り上げていくことが拉致問題の解決には何より重要」と訴えた。
講演に先立つ映画の上映会では、娘の生還を信じて奔走する横田さん夫妻の姿に涙する人も。石狩市の七十代の女性は「横田夫妻と同世代なので人ごととは思えません。二人がお元気なうちにめぐみさんが帰ってきてほしい」と祈るように話した。
核放棄なら北に400億ドル 韓国新政権の「実利外交」
【ソウル=久保田るり子】2月25日にスタートする韓国の李明博次期政権が目指す「実利外交」の輪郭が見えてきた。対北政策では核廃棄を前提に400億ドル(約4兆3000億円)規模の国際協力基金設立の検討を始めた。核問題では日米韓の連携が重要として3カ国定期外相会議を提唱する方向だ。また今月下旬に米国、日本、中国、ロシアに特使を派遣、こうした新外交への理解を求める方針だ。
李明博次期大統領は大統領選中の公約で「非核・開放3000」構想を提唱した。北朝鮮が核放棄すれば、大規模な経済支援を実施して10年間に北朝鮮の国民所得を3000ドルまで引き上げる-というもの。国際基金はこれを具体化するための資金調達案で、国際金融機関の借款などの利用を想定している。
韓国では現在、大統領職引継委員会が現政府からの報告を受ける一方、次期政権の政策青写真を作成中だ。400億ドル基金案は引継委員会が4日、外交通商省に検討を要請した。北朝鮮は核無能力化ばかりか、核計画の申告も不十分で、現状での国際基金設立案は「現実味が薄い」との声も聞かれるが、李明博氏は「北朝鮮に核保有よりいいものがあるということを知らしめるべきだ」というのが持論だ。
盧武鉉政権の対北政策は、外交関係をつかさどる外交通商省と南北関係を担当する統一省で温度差が目立った。李次期政権の新外交では「外交ライン」の統一化を図ることを目的に外交通商省を強化、統一省を吸収する案も検討されている。特に盧政権の南北融和政策で不協和音が絶えなかった米韓関係の強化、日米韓の枠組みの再構築を重視する考えとされる。
4カ国への特使派遣では、大統領選のハンナラ党で党内候補を競った朴(パク)槿恵(クネ)元党首に訪中を要請、朴槿恵氏はこれを引き受けた。米国には現代グループ創業者の6男で国会議員の鄭夢準氏が内定。日本には李次期大統領の実兄で国会副議長の李相得氏、ロシアには李次期大統領に近い大物議員、李在五氏が有力視されている。早々とスタートした「4強外交」も北朝鮮問題への布石とみられている。
一方の北朝鮮は、4日の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」で、「(金大中前大統領下の首脳会談)6・15南北共同宣言と(盧武鉉大統領下の首脳会談)10・4宣言を自主統一の道程、共同の実践目標にすべきだ」と主張、李次期政権の実利による「改革開放誘導」に警戒心を隠さない。
核放棄なら北に400億ドル 韓国新政権の「実利外交」 - MSN産経ニュース