自分の性格や行動に悩み、「パーソナリティ障害の一種なのかどうか知りたい」というお悩みをネット上で見かけました。
ご自身で色々調べて、自分に当てはまる障害名を見つけ、「自分はこれなんじゃないか」と思ったようでした。
「自分のことを知りたい」
という強い気持ちを感じました。
自分で感情や態度を上手くコントロールできなくて・・・
それは誰しもが経験があると思うのですが、この方はそれが「度を超えている」と感じたのでしょう。
私が注目したのは、この「自分を知りたい」という気持ちでした。
「原因を知りたい」と言い換えることもできるかもしれません。
なぜ自分はこういう態度をとってしまうのだろう・・・
何か原因があるのではないか?
その原因が分かれば、解決方法も分かるのではないだろうか?
その方の文章からは、強い気持ちとともに、「知りたい」という冷静さも感じました。
知って、受け入れて、その後の方針を決める。
そうやって前に進みたいのだなと。
体の病気もそうですね。
どこかが痛い、気になる症状がある。
そんな時は専門家(医師)に相談し、原因を突き止め、治療を始める。
あるいは生活習慣を変える。
時には医師にも原因が分からないこともある。
それでも、医師はなんらかの処置をしてくれる。
「これで様子をみてみましょう」と言われる。
信じて従う。
体が不調の時には病院へ。
でも、心が病気の時にはどこへ行けばいいのか。
これはあまり知られていないように感じます。
「風邪はこじらせると怖い」
心の風邪もきっと同じですよね。
こじらせる前に、外部の専門家に相談してほしいなと思います。