9年ぶりに家族で1ヶ月程ブラジル滞在しました!
久しぶりに親戚や友達に会えて、とても貴重な時間でした。
これからも、できれば3年に1回はブラジル1ヶ月ステイしたいな。
本来は3〜5年ごとに行っていたのですが、第二子出産やコロナで行けず、久しぶりになってしまいました。
ちなみに行きはブラジル南部の内陸まで行ったので最短ルートでもドアtoドアで40時間。
帰りはリオから東京だったので、ドアtoドアで35時間。
さらに時差12時間。昼夜逆転です。さすが地球の裏側、遠い。
ただいま子供が絶賛時差ぼけ中で朝3時起きです💦
ちなみにブラジル行きは11歳息子は2回目、7歳娘は初。私は8回目くらい⁉️
行く前のポルトガル語スキルは、パパイはネイティブ、私は(毎日話しているので)ビジネスレベル、息子(11)は聞いて日常会話はほぼわかる、娘(7)は挨拶程度。
ブラジルは、東南アジアのような混沌とした雰囲気ではなく、
それよりはインフラも交通手段もオーガナイズされた感じ。
とにかく笑顔、よく話す、友達家族付き合いが濃い。
クオリティオブライフの高いと感じる国です。
ということで、1ヶ月滞在で感じた事を書きます。
9年前から変わった事
1)とにかく物価が上がった‼️
円安の上、さらに物価が倍以上になっていました。
以前は20レアル程度でランチ食べれたのが40レアル以上とか、
服ももちろんお店によりますが、100レアルで買えたものが300レアルだったり。爆買いはもちろん無理ですし、日本で、Sheinで買った方が1/4くらい安いです。
1レアル30円位です。
2) 貧富の差がさらに広がった(気がする)
以前から貧富の差が激しい国ではありましたが、金持ちがさらに金持ちになっている。気がする。
今回は自分達でも家を借りつつ、親戚とお友達の家にたくさん行ったのですが、
改めて、大富豪、富豪、中流、ちょっと貧しめまで、幅が広すぎました。
日本にいると、格差社会という言葉は増えてきましたが、普段の生活で良くも悪くも貧富の差はあまり感じることはありません。
例えば日本だと世帯年収3000万円の家庭と、200万円の家庭、家庭訪問や休暇の行動ヒアリングでもしない限り、見た感じだけではそんなに変わらないのではと思います。
例えお金持ちの人、貧しい人がいたとしても、相当有名な御曹司でもない限り、あまり気にせず基本、平等に接しますよね。
ブラジルは、年収というより資産総額、そして生活スタイルやお家の規模や保有数、移動手段(プライベートジェットとか・・・)まで、ものすごく違うのと、
同じレベルの人達でつるむ事が多いというか、貧民は大富豪エリアに入らないし、逆も然りなので、明らかに別世界。
子供達が貧富の差を目の当たりにすることで、思うところはあったようです。
3) デジタル化がかなり進んだ!特に決済周り。
日本よりずっと、決済周りのデジタル化が進みました。
PixというQRコード決済がどこでも使えます。現金持ち歩いている人は少ないです。
Uberも沢山、配達も沢山。
公衆wifiも日本よりは多いですね。
4) 恐怖の異常気象が本当にヤバい
エルニーニョ現象の一環だそうですが、ちょうど私たちが滞在中に、ブラジル南部に大嵐が来ました。
日本の台風なんて可愛いものです。
ものすごい轟音とハイパー暴風で木が薙ぎ倒されまくりで、道が通れないレベル。
竜巻の中に入っているかと思いました。世界が破滅するかと思いました。
家が飛ばなくて本当によかった。
日本にこれが来たら、木造家屋吹っ飛びます。
二週間後に、また大嵐が街を襲い、たくさん崩壊していました。
今年のG20の議長国がブラジルですが、環境対策しないとヤバいよという意識は、嵐が続くブラジルでは流石に高まっているのではと思います。
5) やっぱり治安は悪い
ちょうど夫と行ったばかりのキッチンカーのホットドック屋さんで、二週間後に殺人事件が発生。
しかも現場動画がTiktokで流れ、拳銃で撃たれ倒れた人の動画が。。
別で行ったビーチでも1ヶ月前に殺人事件が。。
やっぱり治安は悪いです。
子供達の変化
子供達が1ヶ月でどう変わったのかも、メモとして残したいと思います。
1)仕草がブラジル人に笑
挨拶はキス&ハグだし、よくタッチしたり、感情表現を全身でしたりするので、それらが染みつきました笑
タッチ系は日本人のお友達にしたら引かれるので、お家だけで😆
ブラジル人、ポルトガル語は、感嘆語のバリエーションが多い。
英語で言うとWow!みたいな言葉がたくさんあるので、それをいうようになりましたね。
2)ポルトガル語がかなり上達
特に7歳娘はほぼポルトガル語がわからなかったのに、なんとなく伝わる、会話できるようになりました。
11歳は、だいたい会話できます。
さすが子供!!5年生は勉強難しいと思いますが、小学校にも行けると思います。
富裕層のご子息はだいたい英語が流暢なので、英語で話したりしていましたが、そう言う時に英語が話せるのは良いですね!
3)プールとサッカーと公園とシュラスコの天国風な生活と、貧困の生活を垣間見る
そもそも休暇中だから天国風な生活だというのはありますが、、
ブラジル南部の中流家庭以上の戸建は、家にプールとシュラスコのBBQコンロが家か庭の中にあります。
毎日朝イチでプールinの生活、友達の家でもプール、という生活。
毎日シュラスコ(友達の家に行くと必ず!)、
富裕層の家には庭にサッカーコートがあるのでサッカーもできるという、
「将来は、家にプールとサッカーコートと鶏がいる家」という、息子が夢見た生活です。
鶏卵アレルギーなんですけどね🤣
逆に、貧困の生活も目の当たりにしました。
お家訪問はありませんでしたが、子供たちと同世代のストリートチルドレンがお菓子など物売りで働いてて、
そういう時はなるべく買うのですが、買ってお金渡した後に「何に使うの?」と聞いて納得したら買ったり。その話を子供達の前でしたり。
その後に、子供たちと「明日からストリートチルドレンになったら、君たちはどう生き残る?」
という話を振っているので、感じるものはあるのではと思います。
彼らの答えは「(一応考えて)誰かに電話を借りて、**おじさん(←大富豪)に迎えに来てもらう」との事で、まぁ人の助けを借りる力も大事だね、と(笑)
4)友達が増えた!
海外旅行に行くと公園やプールなどで歳の近い子と仲良くなって一緒に遊ぶケースがありましたが、
今回は友達の家に行って友達の子どもがいれば一緒に遊んで仲良くなるケースがとても多かったです。というか必ず仲良くなります。
特に7歳女子は話せないのによく仲良くなるなと思って観察していたら、結構ボディランゲージを使いながら、ok? Let’s go, とかそういう言葉でやりくりしていました。
可愛いすぎる😍
5) ブラジル人アイデンティティが強化
日本にいると、ブラジル人アイデンティティを自覚するタイミングはそんなにありません。
あるとすれば、ブラジル人友達と一緒にいる時でしょうか。
とはいえ、我が家はホームパーティが多いので月1回はブラジル人が家に来たり、月に一回ブラジルのサッカーチームでサッカーしているので、そこではブラジル人アイデンティティを気にしているかもしれません。
ただ、日本にいるブラジル人はほぼ日系ブラジル人。
ブラジルにいるブラジル人達は、夫の実家付近であるブラジル南部は、
ドイツ系、イタリア系がメインで日系ブラジル人が非常に少ないので、
日系ブラジル人としてのアイデンティティを意識したというのが新しいポイントかもしれません。
いずれにせよ、アイデンティティを自覚することは大事だと思うので、良い経験だったと思います!
6) 少しだけ、学校での変化
ちなみに、ブラジル滞在中に子供たちは毎日日記を書いたり、
小五の息子はブラジルについてのミニプレゼン資料を作ったり、
小二の娘は、ブラジルについての作文を作っていました。
小二キッズは娘に質問攻めだったようで、「ネイマールに会った?」「サッカー観た?」など、主にサッカー少年からの質問が多かったようです。
小五息子は、戻ってきてからクラスでブラジルのプレゼンをしたようで、大好評だったとのこと!
さらに息子は「ブラジルから帰ったらキャラ変するんだ」と宣言しており、
早速変わったことに気づいてもらえたようで本人も喜んでいました。
ちなみにキャラ変の理由は、大人たちの貧富の差を目の当たりにして、
「俺もちゃんと成長しないと、貧しい道になってしまう」、と危機感を持ったから、とのことです。
キャラ変の必要があるのかと言ったら微妙ですが、本人なりの変化の形ということで、良いのではと思います。
それでは少し写真です:
リオデジャネイロのビーチ
見渡す限り大豆畑
うちの 庭に1.5mのトカゲが出現する
グレミオアリーナで
ブラジルのお家は内装もインテリアもとっても素敵
見渡す限り友達の別荘保有敷地面積50ha‼️
ブラジル🇧🇷最高! by息子
ブラジルは観光スポットに必ず公園があって助かる
借りた我が家にある庭のプール
親戚大集合で年越しパーティ
テーブルセッティングも素敵
所有地に放牧される牛ちゃん
本当にやばかった嵐の写真 この雲はヤバいわ💦
ということで、帰国したらトイレに紙を流して良いこととビデがあること、
家の中で裸足で歩けること、お風呂で1時間くらいゆっくりできること、
そして日本食のおいしさに幸せを感じています。
ブラジルもいいけど、私は日本大好きです。