貧富の差、国籍の違い、多様性の本
Amazonで売上No.1だった本。
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私にはどハマりな本でした。
国籍の多様性と貧富の差の多様性。
特に貧富の差の話が多めです。
国籍の多様性については、移民が少ない日本では少し感じにくいのかもしれません。
外国人と結婚し外国人コミュニティと暮らす私にはスマッシュヒット‼️
貧富の差はどうでしょう？
貧困家庭のニュースは見ますが、リアルな所はあまり見えにくいです。地域差もあると思うので、知らないだけかもしれませんが。
私が子どもの頃は近くに巨大団地があったので、
今思えばシングルマザーの家庭はおそらく貧困で、お友達の話を聞いていても荒れていた感じはしていました…
今こそ、コロナで収入がなくなり、リアル貧困家庭も出てくるのでは、と思います。。
でもきっと表には見えない問題で、この本にあるように、学校の先生が、子どもの服装やお腹の空き具合でやっと気づくことなのでしょう。
胸がしめつけられる。
我が家も多様性家族
多様性ネタで息子に読ませたい本。中学生になったら。
私の子ども達もいわゆる「ハーフ」で、
息子も娘もクラスにも一人以上「ハーフ」がいるので、そんなにレアケースなわけでもありませんが、
純ジャパニーズよりも多様性について考える機会は必然的に多くなります。
もちろん私も考える機会が多い。
それは国籍だけでなく、女性という性別もあれば、ワーママという働く母親など、
マイノリティだと様々な切り口があって、それはそれはオリジナリティ溢れる経験があります。
「自分は何者なのか」というアイデンティティ
我が家では、アイデンティティ教育を意識しています。
なぜなら、多様だとアイデンティティ迷子で悩む可能性があるから。
私の夫も日系人ですが、彼の生まれ育ったブラジルの田舎は、ドイツやイタリアなど基本ヨーロッパ系の移民が多く、
あだ名も「日本人」に始まり「ドイツ人」「じゃがいも」「カエル」とか、もはや国籍を超えて動物や野菜までも出てくる多様性。。。。
初めて私が彼の地元に行った時は、あだ名ひとつひとつに爆笑してました🤣
え？カエル🐸？？とか、じゃがいも🥔？？ドイツ人🇩🇪？？
確かに言われてみれば似てないこともないけどさ。。。的な。
私もブラジルに行くと貧民街などではスシ、サシミ、と呼ばれるわけです。
日本人移民が200万人もいる国なので、世界でも唯一チャイニーズと言われない国なのでは？と思いそれはそれで日本人としては嬉しいのですが。
ガイジンと言われて日本語しか話せない時の説明コストの高さ。
日本人なのに日本語で優位性を持てないケース。
色々あると思いますが、つまるところアイデンティティなのです。
先入観にとらわれない思考
多様性の理解とは先入観にとらわれない思考 だと私は思っています。
思考が足りないのは理解の欠如。
理解の欠如は知識不足。
知識があっても、頭が硬いと理解できません。
なので、若いうちから、多様性に対する思考を強化する必要があるのです。
ビジネス界でもそうですよね。
育児中の全ての女性は家で子育てすべきだと言いはる人は、
知識はあるかもしれませんが、頭が硬くて理解できず、思考を柔軟にできない。
先入観による人の思考の硬さは厄介です。
うちの子には柔軟な考え方を持って欲しいと思っているので、
自分たち含め多様性の先入観にとらわれないように、教えています。
例えば、しょうがいを持つお友達の多様性、
自分の他のミックス国籍の子達についての多様性。
男の子の得意なこと、女の子の得意なこと、色々あるよ。
などなど。
ブラジル人🇧🇷なの？と聞かれるとどう思うのか？
息子(7)に、「ブラジル？とか聞かれるの？」
と聞くと、
「めっちゃ聞かれるよ‼️」
とのこと。
何を聞かれるかというと、
「あなたもブラジル人なの？」
「お父さんもブラジル人なの？」
「ブラジルの言葉話せるの？」
など聞かれるそう。
どういう気分かというと、
「自慢したくなっちゃう❤️」
そうです。それを聞いて安心しました。
我が家では、
「ぼく日本人、さらにブラジル人でもあり、ポルトガル語も(英語も)話せるよ。」
という強みの要素として教育しているつもりなので、今のところうまく行っているようです。
ただ、国内外国人コミュニティでは子どもがイジメに苦しむケースが非常に多く、不安はあります。
見た目の違いもそうだし、人によっては何かちょっと文化的な違いがあったり、勉強についていけなかったり、そういったちょっとしたことからイジメに発展するそうです。
1年生の時に担任の先生に、ブラジル人だから云々のようなことはありますか？と聞いたら、
「全くありませんね。あるとしたら、うーん、音楽がかかると身体が自然と動いてしまって踊るくらいですかね笑」
それラテン系のノリってこと？笑笑 と私は爆笑でしたが🤣
思春期に「ブラジルに帰りたい」 とか言い出すんじゃないかと若干心配ではありますが、
多様性育児、楽しんでいきたいと思います。