ベテランのジレンマ、2つの罠 | 椿ブログ

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ベテランのジレンマは、監督に徹して動かない罠と、経験で賢くなり失敗を恐れる罠があると思う。

その罠は、その人の成長を止める。

動かない罠は、藤田社長の記事を引用:

「若いのに仕事を人に任せて監督に
徹していると、暇になって、
自身の経験が足りないまま、
成長が止まる」

若い経営者が陥りがちな罠 より引用
http://ameblo.jp/shibuya/entry-11816336869.html

失敗を恐れる罠は、

たくさん経験を積むと、少し考えただけで頭が回転し、先が見えてしまい、判断を急いでしまう。(だいたい、やらないという判断に)

少し考えて、難しい課題が出てきたら、「できる!」と言えなくなる。


これが、ベテランのジレンマだと思う。



私は良くも悪くも前者には当てはまらないので、もう少し失敗を恐れる罠について掘り下げる。

正確には失敗が恐い訳ではない。明らかに失敗しそうなら、もっと良い事を考えた方がいいと考えをスイッチするだけ。

ところが残念ながら、100%成功しそうな事業なんて無いので、いつまでたっても「できる!」とは言えなくなる。

そして、できると言えないと、はたから見ると急に熱量が下がる風に見える。未経験だけれどやってみせますという人に、たぶん負ける。

熱量を保つには、己の決意(できるんだという自信)、信じてくれる仲間、応援してくれる人、明るい未来を語れる事だな、と実感している。

しかしながら、それは鶏/卵で、

己の決意、熱量があるから、たとえ結果が理想と現実の結果が大きくても、明るい未来を語れて、信じてくれる仲間がいて、応援してくれる人がいる。


たいてい新しいチャレンジをしようとすると、必ず課題を指摘される。出来ない理由を、次々と羅列される。

イントレプレナーだと尚更。アントレプレナーに比べると突破する必要がある関門は当然増える。

でもそれは必要な事で、やってから課題にぶち当たるより、やる前に指摘されて解決しておいた方が、絶対にいいし、大変ありがたいこと。


そこで出てきた課題を、「そうですよね、だから難しいのです。。じゃぁやめておきます」と言って諦めたら、それでおしまい。

これがジレンマ爆弾

どんな課題を出して頂こうと、信念を通して「できるんです!(こうやって)」と突っ切り、実行してしまう事が、熱量なのだと思う。

もちろん、明らかに負け戦決定だったら言うべきではないし、ここのバランスが何とも難しいのだけど。

賢く謙虚過ぎるのも、やる気あるのか?だし、無鉄砲過ぎるのも、考えてるのか?になる。


ふと振り返ると、ここ数年、チャレンジしている風でも(実際にチャレンジはしているけど)、一方で実現できないことも多く、

突っ切って実行しても、予想を超える結果を出せなかったり、

提案はするけど、「できる」と言いきれずに実行できないという事案が続き、

結局できなかった事を他が実行して、悔しい思いをする事もあり、

結果でしか、全ステークホルダーの評価・満足度を上げる事はできない。

という考えの元、日々奮闘しているけれど、
理想と現実のギャップが大きすぎて、一つ一つ埋めるにしても何かがおかしい。


これ、チャレンジするほど陥ってしまう、若いうち(10年前)から事業責任者をしてきたあるある症候群。

起業家10年目の経営者も、こういうジレンマにハマる方は少なくないのでは・・・?

チャレンジすることを恐れない、チャレンジし続ける、やり切る

とか普段から言っておきながら、ジレンマにハマっていると思ったので、
自覚し、自分の考えと行動を変えるために書きました。
と同時に、これはまずいので、大事な何かを変えないと。一つ決断もしました。

ベテランのジレンマから、抜け出す。

こんな時は、原点に立ち返る。

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